~実況アナの穴目八目~

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昨日ですが、今垣光太郎選手・中島孝平選手のグランプリ出場壮行会の司会を担当しました。2人が揃っての壮行会は5年ぶりで、中島選手が三国に初の黄金のヘルメットを持ち帰りました。それにしても、福井支部の選手は48人と決して多くはない中、グランプリに2人も出場するなんて、いつもながら「スゴイ!!」と思うのは私だけではない筈です。5年前の再現を願って、グランプリトライアル1stをワクワクしながら見たいと思います。

ところで、来年春にリニューアルオープンするBOATRACE鳴門から嬉しいニュースが届きました。レースの再開する日が、来年の4月28日と正式に発表されました。実は、多くのファンや関係者の方々には、「いつ、鳴門は再開するの?」と質問をされ、なかなかちゃんとした答えを返せないことにもどかしさを感じていました。しかし、この発表で堂々と「4月28日からレースが再開されます」と言える喜びはあります。

もちろん、私はBOATRACE鳴門の仕事に携わっている訳ですから、かなり前から再開についての話は大まかな部分では聞かされていました。ただ、南海トラフ対策の国の護岸工事や新スタンド建設の進み具合などの関係で、公にはっきりと言えない状況が続いていました。本来ならば、ファンがいち早く知りたいことを、なかなかご報告できなかったことに、心から謝りたいと思います。

BOATRACE鳴門のオフィシャルFacebookで、新スタンド建設の様子を見ている方は多いと思いますが、外装はかなりはっきりしてきて、完成まで60パーセントほどの工事が進んできています。いよいよBOATRACE鳴門の新しい歴史の1ページが開くまで、残り4ヶ月半となりました。休催に突入する当時を思い出すと、「2年間もあるのか~~」という気の遠くなる思いでしたが、今は「もう、再開まで4ヶ月か~。アッという間に、そんな時間が経ったか~」という思いに変わっています。

これから、私も鳴門のレース再開に合わせて、あらゆることに準備していくことが多くなります。それでも、うずしおの街「鳴門」で心地よいモーター音が蘇ることを楽しみにしながら、ファンの方と一緒にリニューアルオープンを心待ちにしていきたいと思います。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。