～実況アナの穴目八目～

伝統のSGタイトル、BOATRACE浜名湖の「第62回ボートレースダービー」は、準優勝戦の厳しい戦いを突破した6選手が決まりました。

そこで、今回のコラムは、私から見た第62回ボートレースダービーの展望をお送りします。

優勝戦のメンバーは、①守田俊介②松井繁③山田雄太④太田和美⑤原田篤志⑥石野貴之です。大きなポイントは、優勝戦の絶好枠を手中にした守田選手が、悲願のSGタイトルを獲得出来るか！？に尽きます。トップクラスの戦いになると、常に機力面で劣性の場面が多かった守田選手。今回のダービーは、モーターパワーも不安がなく、万全な状態で優勝戦を迎えそうです。

一方、予選初日に連勝スタートと最近にはないほどの好ダッシュを決め、好調ぶりをアピールしたのが松井選手。一瞬の隙も見逃さない運びで、虎視眈々とチャンスを狙っています。

ただ、守田選手がここまでオール2連対をマークして、圧巻のパワーを披露していると、V戦線の軸にせざるを得ません。大外枠の石野選手が奇襲の前付けなども考えましたが、現実味が無さ過ぎます。

むしろ、カドの想定になる太田選手の一撃が、可能性としては十分あります。そして、気配面では抜群級なのが、SG初優出の山田雄選手と原田篤選手が浮上しての連絡みが、配当的に魅力があります。特に、地元の声援を受ける山田雄選手は相当なプレッシャーがかかるはず…。逆に、太田選手の外に位置する原田篤選手の無欲な姿勢が、最も脅威と見ました。

そこで、私の見解です。

進入は、①②③/④⑤⑥の枠なり進入です。本線は①-⑤=流しの8点。①②⑤と①④⑤は、特に厚めにすることを推奨します。

そして、穴党配当的なファンには、太田選手の仕掛けに乗る原田篤選手ということで、④=⑤-流しに、④-流し-⑤で、高配当を狙ってみることをお奨めします。

SGの優勝戦は5度目の挑戦になる守田選手。いずれも成績は⑤、⑥着と、持ち前の力を発揮出来ていません。ただ、今回はポールポジション枠での優勝戦です。果たして、念願の思いが叶う瞬間が訪れるのか！？昨年の仲口博崇選手と同様に、歓喜の表彰式が見られることを楽しみに、滋賀支部から9年ぶりのSGウィナー誕生することを願っています！！