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昨年に新設された、30歳未満のレーサーが熱戦を展開する「プレミアムGI ヤングダービー」。連日、BOATRACE尼崎を舞台に繰り広げられた戦いは、優勝戦に駒を進めた6選手が決まりました。
そこで、今回のコラムは、私から見た第2回ヤングダービーの展望をお送りします。
優勝戦のメンバーは、①松田祐季②西山貴浩③岡崎恭裕④渡邉和将⑤篠崎元志⑥宮地元輝です。何といっても、福井支部から中島孝平選手以来のGIウィナーが誕生するかどうか!?が、最大の見所と言っていいでしょう。松田選手にとって、明日(27日)がボートレース人生の運命の分かれ目となる1日になることは間違いありません。
これまで、肝心な場面で成績を残せずに、悔しさを噛み締める場面の多かった松田選手。ヤングダービーも、前回の第1回大会は直前の地元レースの怪我で欠場を余儀なくされました。今回が最後のヤングダービー出場ということもあって、北陸艇王決戦で走っていた時も、「20代最後なので、絶対にやりますよ!!」と、これまでにない意欲に満ちた言葉を口にしていました。
実は、予選得点トップで準優勝戦進出を決めた時、私は一瞬の不安を感じました。メンバーを見ると、2号艇にはメモリアル覇者の篠崎選手、カド想定となる4号艇には海野康志郎選手がいて、少しでも隙を見せれば一気に攻められる可能性を秘めていました。
加えて、当日の準優は岡崎選手も西山選手も逃げて、相当なプレッシャーが松田選手にかかっていた筈です。
本番では、海野選手がピット離れで後手を踏んで、スローの3コースに入ったというツキもありました。最も重圧のかかった場面を乗り越え、優勝戦のポールポジションをもぎ取った自信が、松田選手にとって相当の追い風になったことは言うまでもありません。
相手は、ドリーム戦で2着スタートと気配の良かった西山選手。今年2月、九州地区選で師匠の川上剛選手がGI初優勝を飾り、一早く追随したい気持ちは強くなるばかりです。機力面を比較しても、2コースから松田選手の懐を差して並ぶことは十分可能なので、逆転の目の1番手に挙げておきます。
さらに、優勝戦で5号艇になった篠崎選手は、既にグランプリセカンドステージ進出の当確ランプを灯しています。リラックスしている篠崎選手の存在は、他の選手にとって目に見えない脅威を感じさせます。狙いすました鋭いまくり差しで、アッと言わせるシーンが見られるかもしれません。冷静に構える篠崎選手は、2・3着の軸として推奨しながら、優勝の狙い目も穴として一考しておきます。
そこで、私の見解です。
進入は、①②③/④⑤⑥の枠なり進入に収まり、本線は①-⑤=流しの8点。配当的な狙い目は、②-①-流しの4点。穴党ファンには、⑤-①②-流しの8点をお奨めします。
心情的には、ルーキーの頃からの走りをずっと見続けていた松田選手が優勝して、BOATRACE三国のファンが盛り上がると嬉しいのですが♪それよりも、まず優勝戦の6選手が無事にゴールしてくれることを切に願っています。そして、将来に名勝負といわれるような優勝戦になれば、最高なヤングダービーになるのですが!!
ちなみに、明日の私はBOATRACE津で予想会の司会です。現場で生のヤングダービーを見られませんが、お時間のあるファンはBOATRACE尼崎に足を運んで、若さ一杯の迫力に満ちたレースを楽しんで下さい。
1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。
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