~実況アナの穴目八目~

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2015年最初のSG競走となる「第50回ボートレースクラシック」の開幕まで1週間を切りました。私個人としては、今垣光太郎選手が今年GIレース優勝2回と幸先いいスタートを切り、「このクラシックでどのような戦いを見せるか!?」が、大きな注目点となってきます。また、今垣選手は24場制覇もかかっているので、大舞台で達成というシーンを演出してもらえると嬉しいのですが(笑)

ところで、話は変わりまして。

最近の女子レースは、デビュー数年目の新興勢力がジワジワと舟券に絡むことが多くなっています。このコラムの中でも紹介しましたが、昨年春にデビューした中村桃佳選手が初の準優進出を果たし、ますますクローズアップされています。

そこで、中村選手に続く新たなお奨め選手を紹介します。デビュー3期目を迎え、今月の丸亀オールレディースで水神祭を飾った、三重支部所属の113期・高田ひかる選手です。昨日、BOATRACE津で高田選手と話をする機会があったので、取材をしました。

その水神祭のレースは圧巻でした。予選最終日の11レース、1号艇に日高逸子選手、2号艇に平高奈菜選手と、昨年のクイーンズクライマックスでワンツーを決めた2人が好枠に組まれた一戦で、大外から豪快なまくり一撃!! 道中、平高選手の猛追をしのいで、デビュー139走目でのプロ初1着。配当も3連単145,210円(83番人気)とメガトン級の驚きをファンに印象付けました。「私の1着賞金より金額が大きかったですね」と、シリーズが終わった後に、笑顔でその時を振り返って話してくれた高田選手。ただ、高田選手は去年の秋頃から舟券に絡み始めていたので、そろそろ水神祭を飾る予感は漂っていました。プラス、レース内容もスピード力をうまく生かした走りが出来るようになってきたので、実力が向上しているのは間違いありませんでした。また、水神祭の後にも、最終日の9レースに3着(人気の日高選手が1着)に喰い込んで、2連単830円に対し、3連単は9,330円と穴党ファンにはたまらない配当を出し続けています。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。