~実況アナの穴目八目~

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2015年もすでに半月が経過しましたが…。ファンの皆様、新年あけましておめでとうございます。ボートの事ではないのですが、私は今年早々に春の高校バレー全国大会で、女子の千葉県代表・柏井高校がベスト4に入ったおかげで、東京体育館のセンターコートで取材することが出来ました。この貴重な経験は、柏井高校バレー部の選手の頑張りがないと味わえないので、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、今年のボートレース界はどんな出来事が起こるのでしょうか!? そこで、私が推奨する「こばアナ一推し」の選手を紹介します。

昨年末、日高逸子選手の優勝で幕を閉じた「プレミアムGI 第3回クイーンズクライマックス」。改めて、日高選手の熟練の技とタフな精神力を痛感させられました。

一方、クイーンズクライマックスのシリーズ戦で、最も若い登録番号で参戦したのが福井支部の106期生・今井美亜選手。地元開催だったレディースチャンピオンは、得点トップで準優勝戦に進出しながら、その準優で痛恨のフライング…。本来なら、メンタル面では相当辛い思いをしている筈です。

しかし、クイーンズクライマックスのシリーズ戦では、懸命にモーターを立て直して、準優勝戦まで進出。準優は4着と敗れましたが、最終日の特別選抜A戦で大外から豪快に攻めて2着。そのレース内容は、賞金上位のレディースチャレンジカップ出場組を持ち前のスピード力で圧倒してのモノでした。

新年になって、BOATRACE宮島の「男女W優勝戦 テレボートカップJLC杯」では、シリーズの主導権争いを制して、見事に優勝を手にしました。さらに、優勝戦では逃げた今井選手に、一昨年の女王・金田幸子選手が差しで迫って、1周2マークは大混戦!! そこで、金田選手を外から外に鮮やかな全速攻撃を放って、強烈なレースシーンをファンにアピールしました。

レディースチャンピオンで辛酸を舐めたことは、今井選手には大きな糧になったことは間違いありません。私は、今年のクイーンズクライマックス出場選手12人に入ると確信しています。スタート事故の数を減らせれば、優勝回数も増えますし、アベレージもグングン上がっていく筈です。福井支部から、初のクイーンズクライマックス出場選手が誕生することを、今から私は願っています。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。