~実況アナの穴目八目~
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来年の三国オーシャンカップに向け、先週はBOATRACE福岡の「GI福岡チャンピオンカップ」の取材に足を運びました。見事に優勝を飾ったのが今垣光太郎選手。新しいプロペラ制度になって、初のGI制覇となりました。今垣選手の雄姿を生で見ることが出来て、本当に楽しい1日を過ごすことが出来ました。
そして、昨日はその今垣選手と中島孝平選手のWトークショーの司会を担当しました。中島選手は、先のGI浜名湖賞の準優勝戦で痛すぎるF…。直後のトークショー出演だったので、司会をする私は心配だったのですが、いつもと変わらない中島選手の表情に、ホッとした気持ちになりました。
福井支部のトップに君臨する2選手が、同じイベントで登場するのは4年ぶりでしたので、多くのファンが三国に来て下さいました。「今年は、後半になるにつれて焦ってしまって、スタートで無理してしまった。来年は、スタートに関して気をつけながら、自分の力を出し切りたい」と、自身に言い聞かせながらファンにコメントした中島選手。一方、今垣選手は、「福岡を勝てたことで、グランプリ出場のチャンスが広がったので、しっかりと走りたい」と意気込みを話してくれました。
そして、最後に中島選手が今垣選手に「僕は、チャレンジカップを走る今垣さんを応援しますし、グランプリで今垣さんが走ることになれば、必ず応援しますので」とエールを送った瞬間、集まったファンから一番の拍手が起こりました。
4年前に、2選手がイベントに出演したのは、「SG第24回賞金王決定戦」の出場壮行会でした。常に、SG・GI戦線を戦い続ける今垣選手と中島選手、2選手の間だけにわかる「あうん」の呼吸みたいなモノを、司会をする私はもちろん、いつも応援して頂いているファンに感じさせていました。そして、昨日のトークショーでも、その雰囲気は決して変わっていませんでした。私も、レーサーとしての素晴らしさを、改めて痛感させられる1日になりました。
さて、今垣選手は明日から「SG第17回チャレンジカップ」に、グランプリの出場切符をかけ、最後の勝負に出ます。近況、GI連続優出して、上り調子なのは言うまでもありません。必ず、グランプリの18人に残って、2年ぶりの雄姿を見せてくれることを願っています。
1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。