~実況アナの穴目八目~

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30歳未満の若手レーサーの競走として新たに誕生した、BOATRACE戸田の「プレミアムGI第1回ヤングダービー」は、明日(28日)に優勝戦が行われます。

優勝戦のメンバーは、①峰竜太渡邊雄一郎長尾章平桐生順平土屋智則黒井達矢となりました。準優勝戦3レース中、2レース(10R・11R)は3連単・万舟券が飛び出す結果となり、「戸田らしいな~~」と私も痛感しました。

さて、初代のヤングダービー覇者を決める戦いになりますが、「絶好枠の峰選手に対し、カドの想定となる桐生選手がどこまで迫れるか?」ということが最大の焦点になってきます。

しかし、戸田をホームプールにしているファンから見ても、桐生選手の準優までの走りは、決してベストの状態ではありません。優出しましたが、桐生選手の出来としては50%~60%くらいではないでしょうか?

こうなると、賞金王決定戦の舞台を経験している峰選手のV確率は、かなり高くなってきます。優勝戦というのは、独特の雰囲気を醸し出しますが、峰選手は何度も何度も経験済です。準優終了後の勝利者インタビューでは、「前のレースで、篠崎元志選手がインから負けていたので、精神的にかなりキツかった」と口にしていましたが、しっかりと人気に応え、ハートの強さを改めて証明しました。

私・小林アナらしくないのですが、今回の優勝戦の見解は、峰選手の頭からで折り返しはありません。ただ、桐生選手を人気の対抗相手に挙げません。むしろ、思い切って桐生選手を外してみることを推奨します。①→②③⑤⑥→②③⑤⑥の12点です。どうしても、4号艇の桐生選手というのは、目移りしてしまいます。心理としては、ついつい桐生選手を舟券の一角に入れてしまいがちです。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。