~実況アナの穴目八目~
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久々のコラム投稿となりました、小林アナです。しばらくお休みを頂きまして、失礼しました。
さて、今回は「ボートレース甲子園」ともいわれている、SG第60回ボートレースメモリアル(MB記念)の優勝戦の行方を占っていきましょう。
何と、準優の1着は山口勢が独占し、白井英治選手は「山口祭」と勝利者インタビューでコメントするなど、強烈なインパクトをファンに見せつけました。
その優勝戦メンバーは、①谷村一哉②白井英治③寺田祥④辻栄蔵⑤池田浩二⑥三角哲男、以上の6選手が激突します。通常、1号艇の選手が当然1番人気で…、という流れになる筈ですが、今回は桁違いの機力を見せつけている白井選手の存在が大きくクローズアップされてきます。
何度も何度もSGタイトルに手が届くポジションにいながら、なかなか大願成就ならなかった白井選手。今回のボートレースメモリアルは、悲願のタイトルを獲得できる最大のチャンスといって間違いありません。
進入は、①②③/④⑤⑥で落ち着く可能性が高いでしょう。そして、インの谷村選手と同体のスタートならば、スリットから一気に叩いて、先行体制を作っていく筈です。師匠・今村豊選手の前で、歓喜のウイニングランを披露する確率は高いと思います。
ただ…、これでは小林アナらしくありません。多分、人気は白井選手から同じ山口支部の谷村選手と寺田選手、展開を突くのが上手い辻選手や池田選手もオッズ的には魅力がない予感がします。
そこで、白井選手からでも好配当が望めるのが6号艇の三角選手。準優も、寺田選手のまくりを浴びながら、強烈な伸び足から競り勝って2着をもぎ取りました。あのモーターパワーは、私のような穴党ファンの心をくすぐります。
ここは、狙い目を8点で!! 2号艇の白井選手から、6号艇の三角選手の2・3着を推奨します。②-⑥=流しです。これなら、的中すれば配当面で美味しいのではないでしょうか。
気の抜けない戦いの連続だった、今回のボートレースメモリアル。そして、好枠の3人が勝てば、SG初制覇です。私は、表彰式で見せる選手の笑顔を楽しみにしながら、優勝戦の始まる時を待ちたいと思います。
1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。