~実況アナの穴目八目~

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BOATRACE浜名湖の「第24回グランドチャンピオン」は予選前半が終了しました。また、レディースチャンピオン(女子王座)を実況する私が気になっている、BOATRACE桐生の「ヴィーナスシリーズ第3戦」は、平高奈菜選手が5コースからまくり差しのVを飾り、大一番に向けて着々とベストコンディションに持ち込もうとする気迫が感じられました。

ところで、今月15日にBOATRACE鳴門の外向発売所「エディウィン鳴門」で、準地元スター候補・喜多須杏奈選手のトークショー&写真集サイン即売会の司会を担当しました。即売会は、用意された写真集・40部が完売と、改めて地元での喜多須選手の人気ぶりを感じた1日でした。

デビュー3年目に突入する喜多須選手。しかし、地元で走ることの出来ないハンデを乗り越えないといけない喜多須選手にとって、今期は真価を問われる1年になります。これまでは、どちらかというと鳴門で数字を稼いで、何とかB1級になったというのが、正直な評価だったのではないでしょうか?

しかし、今期の喜多須選手は勝率・4.70(6月24日現在)と、前期勝率(3.18)と比較して、アベレージを飛躍的に上昇させています。実は、トークショーの中で、こんな話がありました。「5月に、佐々木和伸選手の下につくことになりました。佐々木さんに『ずっと師匠になってもらえませんか?』とお願いし続けて。半年待って、やっとOKをもらいました。今期に入って、課題に置いている『6着を減らす』ことも出来ていますし…。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。