~実況アナの穴目八目~

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またまた、2週間ぶりのコラムとなった私・小林アナです。ところで、今年度からの新シリーズとなった45歳以上の選手が斡旋される「匠シリーズ」。そのオープニングの舞台は、BOATRACE三国からスタートしました。そして、「匠シリーズ第1戦 三国レジェンドカップ」は、予選2日間が終了しました。

今、福井に滞在している私ですが、まくっていく選手に対し、インから激しく抵抗して大競りになるシーンがあったり、「匠シリーズ」は真のボートレースの醍醐味を十分満喫できます。さらに、現役最年長の加藤峻二選手が初日から激走を見せています。カドから2段まくりをみせたりして、実況している私もワクワクドキドキしながら喋っています。残すは4日間ですが、BOATRACE三国に足を運んで頂くか、JLC(682CH)で観戦してもらって、熟練の技を堪能しながら、舟券を楽しんで下さい!!

さて、ここからはレディースチャンピオンの話題に移しましょう。ヴィーナスシリーズの開幕戦となったBOATRACE大村に行ってきました。

一昨年夏から昨年の春まで、私は鳴門女子王座の取材でGⅢ女子リーグ回りをしていましたが、その時の雰囲気を思い出しました。登録16年未満なので、83期以降の選手が斡旋されていますが、デビュー間もない選手も多く参戦していて、先輩のアドバイスを受けながら、懸命に仕事に取組む姿が、一番の印象に残りました。昨年まで行っていたリーグ戦は、若い女子選手の実力の底上げに大きく貢献したことは間違いありません。時代の流れとはいえ、私の思いは「一般開催扱いのヴィーナスシリーズが、もっと魅力的なレースの位置づけになって欲しい」です。例えば、マスターチャンピオン(名人戦)のような推薦枠を設け、ヴィーナスシリーズで急成長して成績を残した選手を、レディースチャンピオンに出場できる制度を設けるなんていうのはどうでしょうか。匠シリーズもルーキーシリーズも同様ですが、好成績だと何か特典があるようなモノが誕生することを期待します。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。