~実況アナの穴目八目~

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2週間ぶりのコラムとなってしまいました…。私・小林アナは、今月3日に千葉テレビの「ロッテvs中日」の実況を担当したり、会社の決算処理をしたりと(一応、会社の経営者なので)、三国のオールレディース戦が終わってから、ほぼ毎日慌ただしく机に向かってパソコンと向き合っていました。

さて、BOATRACE三国で開催される「プレミアムGI 第28回レディースチャンピオン」の出場52選手が先日発表されました。私が一番ほっとしたのは、地元・福井支部から今井美亜選手が出場したことです。4年前(第24回大会)は、地元勢がゼロということで、私は少し淋しい気持ちで実況をしていたので、今回のレディースチャンピオンはとても楽しみにしています。

今回の選考期間中、今井選手にとって最大の課題は、「スタート事故を多発しないこと」でした。選考期間に事故率0.40をオーバーすると、どんなに成績が良くても、女子王座の出場権を手にすることが出来ません。常に、今井選手が苦しんでいた壁です。昨年10月、尼崎の男女W優勝戦でフライングを切ってからは、かなりスタートにナーバスになっていた姿が目立ちました。その苦しい状況の中、プロペラの調整やモーターの整備に汗を流す今井選手の熱心な姿が、成績アップにつながる要因となり、2期連続でA2級キープを果たしました。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。