~実況アナの穴目八目~
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只今開催中の、BOATRACE三国の「GⅢオールレディース 三国レディースカップ」は、予選3日間と準優進出戦が終わり、いよいよ最大の難関となる準優勝戦を迎えます。今シリーズは、地元・福井支部の女子レーサーが頑張りを見せ、準優に4人が進出!! 特に、最終の準優進出戦は、加藤奈月選手が3コースからまくり一撃を放って、3連単・89,920円の超高額配当を提供し、地元のファンを驚かせました。
今井美亜選手はレディースチャンピオン(女子王座)の出場圏内にいますが、夢が叶うなら「今井選手以外の地元選手が優勝し、地元の大舞台に1人でも多く駒を進められたらいいな~」と、残り2日間の実況は思いを込めて喋っていきますので、宜しくお願いします。
ところで、またまたレディースチャンピオンに関する話題を!! 出場権争いが残り2週間となって、にわかにボーダー付近の戦いが慌ただしい空気になってきました。実は、BOATRACE徳山のオールレディース戦に出場していた香川素子選手が、最終日の選抜戦で選手責任の失格…。事故率(0.40)オーバーが確定し、レディースチャンピオンの出場権を喪失しました(ひまひまデータ3・参照)。
このことで、52位のボーダーラインは、武藤綾子選手(勝率・5.40)から、平田さやか選手(5.20)に移りました。さらに、53位は櫻本あゆみ選手(5.19)となり、自力でレディースチャンピオンの出場圏に突入できるチャンスが生まれてきました。したがって、舟券戦術としてチェックが不可欠な状況になってきました。
ちなみに、2人の斡旋ですが。
平田選手が多摩川(5月19日~22日)、櫻本選手が平和島(5月24日~29日)と、いずれも男女混合戦です。先にいる平田選手にとっては、櫻本選手との勝率差を突き放しておきたいですし、櫻本選手にとっては、追いかける立場として平田選手を逆転して出場権を獲得したい気持ちは高まる筈です。
また、この2人が共に勝率を落とす状況になれば、相手待ちの54位の池田明美選手(5.17)が、漁夫の利で出場切符が転がり込んでくるかもしれません。
とにかく、多摩川を走る平田選手と平和島を走る櫻本選手の動きは見逃してはいけません。レディースチャンピオンの勝率(出場権)争いは、リアルタイムでデータ更新されているインターネットサイト「ひまひまデータ3」を活用して下さい。「そうか~、女子王座の権利がかかっていたのか~~~」と悔しい思いをする前に、冷静に2人の走りを見極めて、高配当を手にするチャンスを掴みましょう!!
1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。