~実況アナの穴目八目~

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波乱に次ぐ波乱となった「プレミアムGI第15回マスターズチャンピオン(名人戦)」は、いよいよ優勝戦が行われます。絶好枠の1号艇には金子良昭選手。一方、3号艇に大嶋一也選手がいることで、ピット離れの瞬間から興味が沸きに沸いてきます。個人的には、女子選手を代表して優勝戦メンバーに名を連ねた高橋淳美選手の奮闘ぶりを応援したいです。

さて、マスターズチャンピオンと同じ日程で開催された、BOATRACE三国の「マクール杯」。こちらも、明日(20日)に優勝戦が行われます。江戸川のオールレディース戦の取材があったため、私が三国の現場に入ったのは3日目からなのですが、私・小林アナが見た優勝戦の見解を書いていきます。

準優勝戦は、強い追い風により安定板を装着したレースが続き、1号艇の選手が順当に1着に入り、優出メンバーは、①松村康太平本真之杉山裕也吉田俊彦松江秀徳一宮稔弘と、実力者が揃いました。

予選得点トップの松村選手が1号艇になったことで、地元の利を追風に人気の軸になることは間違いありません。人気の対抗には平本選手や吉田選手という流れにはなるでしょう。

ただ、松村選手のイン戦には一抹の不安があります。予選最終日のガチンコ(7レース)で1号艇だった松村選手。2コースの石塚久也選手に差しを許して、2着になったレースがありました。石塚選手の2コース実績は、2連対率が45%と、あまり高くはありません。2コースが得意とはいえない石塚選手に差されていることに、疑問符がついてしまいます。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。