~実況アナの穴目八目~

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今年のBOATRACE三国の開催も、初夢賞・JLC杯と無事に終わりました。そして、22日から三国レディースカップ(オール女子戦)が始まります。やはり、今夏に女子王座を開催する水面でのオール女子戦ということで、私・小林アナは開幕が近づくにつれ、ついつい余分な力が入ってしまいそうです(笑)。

特に注目すべきは、5人出場する地元・福井支部の女子レーサー。その中で、女子王座選考順位がボーダーライン付近(1月18日現在・第48位)で頑張っている今井美亜選手の走りには、ファンや関係者からの熱い視線が送られています。そこで、今井選手の今年の走り初めだった、BOATRACE鳴門のウインターカップ(1月9日~12日)の斡旋中に、話を聞いてきました。

まず現在の心境について聞くと、「三国の女子王座開催が決まった時に、『このレースに出るためにはどうしたらいいか?』というのを考えました。1つは、自分はフライングが多くて事故率が高いので、スタート事故をしないこと。そして、もう1つは1シリーズで6点ペースのアベレージを残すこと。まず、この2点を意識して、女子王座の選考期間中は走っています。

今回、初めてA2級に上がれたのは、事故が少なかったことが一番大きかったです。今度の地元オール女子戦は、好枠で準優勝戦に駒を進めることをノルマに課しています。これまで、やっとの思いで予選を突破しても、準優は外枠ということが多いんです。でも、それでは優出する可能性は低いですから。そして、ノルマを達成させて、優勝戦の6人の中に入るのが、私の第一目標です。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。