実況アナの穴目八目
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最近、ドラマ「半沢直樹」が視聴率30パーセント超えをするなど、久々のヒット作品となっています。バブル最後の入行組というのを耳にすると、自分が大学時代の就職のことを思い出します、ただ、私は採用枠・1人が普通の、テレビ局のアナウンサー試験を受けていたので、バブルというものを全く味わっていないのですが…。
その「半沢直樹」で、間違いなく流行語大賞の候補になりそうなのが、決め台詞の「倍返し」という言葉です。この「倍返し」というのは、ボートファンにとっては、舟券作戦を立てる上で大事なことなので、今回は話をしていきましょう。特に、高配当狙いのファンにとっては、万舟券の獲得確率が上がる筈ですし、2万舟・3万舟という高額舟券もゲット出来る確率も高くなってきます。
例えば、狙っている選手が3着争いをして、競り負けて4着になって、舟券が的中しなかったり、モーターの複勝率が高いので狙い続けても、選手がなかなか舟券に絡まないケースが続きます。すると、「何で??」と悔しくて、イライラしてきますよね。しかし、そのイライラした時に、「もうやめよう」と思うか?「諦めずに狙い続けるぞ」と思うか?ここが、勝負の大きな分岐点です。
実は、選手が舟券に絡み続けない状況が続くと、オッズは確実に上がってきます。「もう、このままこないんじゃないか」という心理的な要素も加わって、相場以上に高配当になることが多く目立ちます。この時に、注意しないといけないのは、「1・2着の軸で狙っていくこと」です。そうすると、今まで舟券で外れた金額の「倍返し」どころか、「3倍返し」、うまくいけば「10倍返し」以上の配当を、たった1度で手にするケースも珍しくありません。
「沈黙を守り、黙って耐えて、それでも狙った選手は信じて狙い続けること」。これが、ボートレースの舟券を最も楽しめる最大の醍醐味だと、私は思います。
狙い続けた選手が舟券に絡んで、目の覚める高配当を的中させたときには、「払い戻しの倍返しだ」って口にすると、とてもスッキリしますので、チャレンジしてみて下さいね!!
1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。