高田ひかる
高田ひかる

旬レーサー 高田ひかる(三重)

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再び、超伸び型でまくるレースをするのか注目

藤山翔大に超伸び型のプロペラを教えてもらい、そこからチルトを上げずにまくるレースができるようになりました。ただ、超伸び型のプロペラにするにはプロペラの形を大きく変えなくてはなりません。プロペラが1回転するときに進む距離をピッチと呼びます。それを大きくするために「プロペラを立てる」という手法を採ります。それがプロペラにひび割れする原因になります。枚数が増えればペナルテイーで欠場しなければならなくなるので、昨年の後半は超伸び型にするのは避けていました。2023年はまくりで1着を取るシーンが多かったのですが、2024年はまくりが減り、まくり差しが多くなりました。この割合がどう変わるかです。

まくり差しで勝つことが増えた目

「去年は上半期にプロペラを3枚割ってしまって、あと1回割ると1か月の休みになる規定があるので、7月からは一切プロペラを叩けませんでした。だから、今まで以上に本体を整備したし、固定概念に縛られず、いろいろなことにチャレンジして、自分の幅が広くなった気がします。また、レース展開を見る角度も変わりました。今まで見えなかったまくり差しのラインが見えるようになって、実際にまくり差しで勝つことも増えました。しんどかったけど、この期間は無駄ではなかったです。(蒲郡代表で今大会選出)ノーハンマーだったから、タイムが出せたと思います。多分、自分の好きなプロペラの形で叩いていたら、出せなかったと思う。運命って言うんですかね(笑)。今年の1月からはプロペラを叩けます。そうなるとタイムを出せないと思うし、スピードクイーンの名にふさわしいとは言えないかもしれないけど、結果として大会は優勝できたら良いなと思います」
(マンスリーBOATRACEより抜粋)

1着決まり手(過去6か月)

逃げ…28回
まくり…6回
まくり差し…8回
差し…3回
抜き…0回
※出場予定…浜名湖・PGIスピードクイーンメモリアル=2月19日~24日

4804・高田ひかる(三重)のプロフィールはこちら

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。