終わって分かる「買っておけば良かった」

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6艇で走るボートレースは、配当が付くように接戦を前提にしています。フライングスタートは、最初は先行艇が1マークを回るまでにスタートラインを通過すればOKでした。それが3秒間になり、1.5秒に短縮され、今は1秒です。1秒に短縮した理由は、追い上げて着順が変わる可能性があるのが「6艇身」までというのが分かったからです。7艇身だと追い上げは不可能なのです。つねに接戦を前提にしているので、いろいろな展開が想定できます。

舟券作戦を立てるときは、考えられる展開を想定しますが、見落としがあるものです。レースが終わってから「この展開なら舟券を買っておけば良かった」と悔いても、それは後の祭りです。分かっていながら買わなかった舟券は後々まで残ります。それ以外の外れは、「こんなこともあるのだ」と頭を切り替えることです。いくら後悔したところで外れた舟券は戻ってきません。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。