エアロビ＋会社員＝ボートレーサー！？/BTS岡部イベントレポート・中田夕貴

6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。8月27日は埼玉県深谷市にあるBTS岡部で、同県出身の中田夕貴によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。

ボートレーサーになろうと思ったきっかけは？

兄(中田友也)が選手だから目指したと思われている方もいらっしゃると思うんですけど、実は一緒に受験をしました。兄がボートレーサーを目指すなら、私も目指したいと思ったのがきっかけです。
実際に兄はボートレーサーになって、それを間近で見ているうちに、私自身もボートレーサーになりたいという思いが強くなって、養成所の受験を受け続けました。

レーサーになる前は何をしていましたか？

短大の時にエアロビクスをやっていました。どんなにつらい時でも笑顔でいる競技なので、「笑っていれば、しんどい時でも楽しいかな」と前向きになれるようになったと思います。短大卒業後は埼玉で１年半くらい、会社員をやりながら養成所を受験していました。

養成所時代の思い出は？

授業内容は厳しかったけど、起床時間が決まっていることで睡眠をしっかり取れました、通勤がないので(笑)。スケジュール的な意味ではつらくなかったです。同期にも恵まれて、バーベキューや遠足など、同期と一緒に過ごした時間は楽しかった。卒業前には教官と一緒に卓球したり、いい思い出がたくさんあります。

師匠について教えてください。

師匠は浜田亜理沙さんで、レースが終わったら連絡を取ったり、お休みの日は一緒に練習したり、ランチに行ったりもしています。私のレースは全部見てくれていて、クセも分かっていらっしゃるので、「プロペラをもっとこうした方がいい」など的確なアドバイスをくださいます。

レーサーの魅力は？

1着を取れば次も勝とうと思って頑張れるし、負けた時は今度こそ頑張ろうと思えるので、前に進み続けられて終わりがないところが良いですね。自分の頑張り次第で収入も変わるので、やりがいがあります。

これからレーサーを目指す方へメッセージをお願いします。

特に女の子に伝えたいんですが、男女平等に戦える競技ですし、結婚してお母さんになっても活躍している選手もたくさんいます。
活躍した分だけ収入が増えて、勝てば自分を応援してくださるファンの方が「あいつは勝てる」と思ってくれると思うと、やる気も出ます。少しでも興味があるなら、ぜひ挑戦してほしいです！