熱き甲子園球児の魂を持ったボートレーサー/BTS西予イベントレポート・石丸海渡
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6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。8月26日は愛媛県西予市にあるBTS西予で、同県出身の石丸海渡によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。
どんな学生時代を過ごしていましたか?
部活動は野球をしていました。高校では甲子園に出場(愛媛県・今治西高校で高校3年時に出場)できたんです。ただ、中学生の頃には自分で「もう、これ以上は体が大きくならないだろう」と分かっていたので、プロ野球選手の夢を諦めたんです。
ボートレーサーになろうと思ったきっかけは?
小学生の時にレースをテレビで見て、「面白そうだな」と興味を持つと、近所の方に「君は小柄だから、レーサーになってみたら?」と勧められたんです。それがボートレースとの最初の出会いですね。
入所試験はどうでしたか?
まずは、視力に不安があったので野球部を引退してからレーシック手術をしました。養成所にはスポーツ推薦枠で入ったので学科試験はなかったのですが、体力試験はみんなと同じように受けました。初めて取り組む試験内容もありましたが、野球をやっていたから体力には自信があったし、問題なく出来たと思いますよ(笑)。
養成所での生活はどうでしたか?
毎日朝6時に起きて22時に寝ていました。規律がしっかりしていたし、規則正しい毎日を送っていましたね。ただ、親元を離れてホームシック気味ではありました(笑)。家に帰りたいと思ったこともありましたが、中学生からの同級生でもある竹田和哉選手が一緒だったから、乗り越えることができました。
初めての1着を獲った時のことは覚えていますか?
はい。ボートレース丸亀でのお正月レースでした。地元の先輩ばかりだったし、たくさんの人に祝ってもらえて良かったです。あとはプロ選手になると、自分が絡む舟券を買ってくれる人がいます。ファンのことを考えると気持ち的にも全然違うし、勝った時の喜びも大きいと感じています。
ボートレーサーとして長く続けるために大切なものは何だと思いますか?
やっぱり「やるぞ!」という気持ち。勝ちに行くという強い思いが大切です。これは野球をしていた頃から持っていたので、今でもそれが活きていると思います。それに加えて「ボートレースが好き!」って思えるのが一番大切。だからこそ向上心も生まれる。頑張れば頑張るほど上の舞台で戦えるし、賞金を稼げるようにもなります。
最後にボートレーサーを目指す方へメッセージをお願いします。
本当に厳しい世界です。ただ、こんなに注目してもらえる仕事もなかなかありませんし、頑張ってボートレーサーを目指してもらいたいですね!