良いエンジンを引くコツは父とのハイタッチ！？/BTS鹿島イベントレポート・野田なづき

6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。8月19日は佐賀県鹿島市にあるBTS鹿島で、同県出身の野田なづきによるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。

ボートレーサーを目指したきっかけは？

２歳下の弟がいるんですけど、姉弟揃って負けず嫌いで、毎日競い合っていました。その影響もあって「男女平等に戦える職業に就きたい」と考えるようになって、地元の小芦るり華先輩がボートレーサー養成所に行ったことを聞き、私も試験を受けようと思いました。
レーサーを目指し始めた頃に初めて見たレースでは平高奈菜選手が男子選手５人を相手に１着を取っていて、私もこんな女子レーサーになりたいという想いが強くなりました。

レース場での過ごし方は？

選手によって違うと思うんですけど、私はプロペラとか調整をずっとしているので、宿舎に帰ったら疲れ切ってすぐに寝てます。でも、先輩方と同じ部屋になった時は、調整の仕方やレースについてのアドバイスをいただいて、次の日に実践したりしていますね。

必ず宿舎に持って行くものはありますか？

負けて悔しい想いのまま宿舎に帰ってくると、「明日のレースもうまくいかなかったらどうしよう」と考えてしまう時があるので、気持ちを切り替えるための本を１冊持ち込んでいます。最近はココ・シャネルの名言集を母と一緒に買いました。

験担ぎはありますか？

レースへ行く前に父とハイタッチすると、良いエンジンを引けることが多いんです。逆に前泊などでハイタッチができなかった時はダメなエンジンを引いてしまったりするので、レースに行く前は事故をしないようにという願いも込めて、父とハイタッチしていますね(笑)。
あと、エンジン抽選のハンドルは左手で回すようにしています。

お休みの日は何をしていますか？

先輩方にゴルフへ連れて行ってもらっています。誘っていただくまでゴルフをやったことはなかったんですけど、先輩方や親に教えていただいて道具も自分で揃えました。最初にウェアを買いに行った時は大山千広さんについてきてもらって、二人で可愛い物を買いました。日頃はジャージやカポックなどを着ているので、普段は可愛い服を着ています。

今後の目標は？

最近は予選突破を意識しています。昨年も今年もたくさんのファン投票をしていただいてレディースオールスターに出場できたのに、その恩返しができませんでした。なので今後は大きな大会に出て、舟券で恩返しができる走りをしたいです。

これからボートレーサーを目指す方へメッセージをお願いします。

私は子供の頃から友人に「負けず嫌いだよね」と言われていたんですけど、周りに負けず嫌いで強気な性格の方がいたらボートレーサーになるように声を掛けてみてください。夢のある職業なので、お勧めします！

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