師匠に憧れるな！師弟で夢の舞台へー/BTS大和ごせイベントレポート・佃來紀

6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。8月13日は奈良県御所市にあるBTS大和ごせで、同県出身の佃來紀によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。

ボートレーサーを目指したきっかけは？

大学では看護学科で看護師になる為の勉強をしていました。ただ、自分の進路に迷っていたんです。そんな時にボートレースに出会いました。友達とボートレース住之江に行くことになって、実際にレースを見たらエンジン音の迫力などに衝撃を受けましたね。住之江はスタンドとコースの距離が近いので臨場感もある。何よりカッコ良いし、凄いなと感じました。その後、いろいろ調べる中で僕に合っていると思って、レーサーになろうと決意しました。

ボートレーサーになる為に努力した事は何ですか？

体が柔らかくないといけないので、柔軟を重点的に。小学生の頃には野球、中学生からはテニスをしていました。でも、大学生になってからは体を動かしていなかったので意識して運動をしました。

養成所の１年はどうでしたか？

ルールは厳しくて、しんどい事も多かったです。でも、ボートに乗りたいと思って入所したので、初めて乗った時はすごく嬉しかったですね。それに、みんなと一緒に生活するのも初めてのことで、良い経験になったと思っています。上達するには教官が教えてくれたことを忠実にやることが大事。その中で自分で「何がダメだったのか？」を考えてやる事が重要ですね。自己分析をせずに、何も考えずにやるだけでは上達しませんね。

デビューから3カ月ですが、ボートレーサーになってみていかがですか？

養成所時代からレースをたくさん走りたいなと思っていました。なので、まずは本番レースで走ることができて嬉しいです。ただ、デビュー戦は心臓が飛び出るんじゃないかというくらい緊張しました。待ち時間では色んなことが頭をめぐってました。

目標とする選手はどなたですか？

師匠の山崎郡選手です。凄いとしか言えない。でも、憧れたらダメだと言われていますし、郡さんからも「自分を超えてくれよ」と発破を掛けられています。郡さんの夢が、弟子と一緒にGⅠやSGに乗ることで、「夢を持っていこう」、「早く上がってこいよ」と声を掛けてもらっています。

ボートレーサーを目指す方へのメッセージをお願いします。

夢のある職業です。目指している方は、諦めずに強い意志をしっかり持ってチャレンジしてほしい。成績に応じた賞金も貰えますし、自分自身はボートレーサーになって本当に良かったと思っています。

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