安井瑞紀
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養成所の起床動作が一番の思い出!?/BTS井原イベントレポート・安井瑞紀

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6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。8月3日は岡山県井原市にあるBTS井原で、同県出身の安井瑞紀によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。

何故レーサーになろうと思いましたか?

大学を卒業するにあたり、将来の仕事の事を考えて、色々な職業を見ていくうちに、ボートレーサーという職業があることを知ったんです。小学2年生から大学まで、ずっと陸上競技をしていたので、何か体を使う仕事ができればいいなと思っていました。ボートレーサーは身体が資本なので日々トレーニングをするのですが、陸上も同様でした。そこで鍛えられた体幹は、ボートレーサーとなった今、役立っていると思います。

スポーツは何をしてましたか?

小学校2年生から大学までずっと陸上競技をしていました。 大学の時にはインカレに出場して、個人ではないですけれどチームで日本一にもなりました。

もしもボートレーサーになっていなかったら?

警察官がかっこいいと思っていました。駅伝をテレビで見て、先導する白バイ隊員になりたいなと目指していました。それで大型バイクの免許も取ってたんです。

養成所での思い出は?

養成所では、起床動作というのがあって、朝6時にブザーが鳴ってから3分以内に中庭に集合しないといけないんです。ブザーが鳴った瞬間に布団を畳んで洋服を着替えて中庭に出るのですが、私は陸上部だったんで、その起床動作がすごく早くて、いつも1番だったんです。ところが、ある男子訓練生が教官から「なんでもいいから1番になれ」と言われたそうで、ある日、突然すごく競ってくるようになったんです。私も負けたくないから、もっと早く、もっと早くという感じで、いつもその男子と競っていたのが1番の思い出ですね(笑)。

ボートレースの魅力は?

レーサー目線での魅力になりますが、波を越えて狭い所に入っていく時とか、そういうのが決まった時は、気持ちいいし、楽しいと思える瞬間です。あと、レーサーになって、色々な人と出会って、ファンの皆さんに応援してもらえる立場になっているのが、私の中ではすごく嬉しいです。大学の時は家族の応援だけだったが、今では会ったことのないファンの方が応援してくれますから。お手紙を頂いたりすると、ボートレーサーになって良かったなと思います。

これからレーサーを目指す方へのメッセージ。

レーサーになるのに一次試験では勉強の割合が多くて、周りの人たちはすごく勉強していたと言っていました。勉強は根気強さが必要だと思うのですが、それはレーサーになってからも同じ。特にプロペラの調整など、1ミリ単位の形の違いで、結果が変わってくる地味な作業を続けますからね。ボートレースは、毎回優勝できればいいんですが、そう上手くいくわけでもないので、挫けそうになることもあります。そこで諦めないで続けていくことが大事です。

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