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6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。8月11日は 石川県河北郡にあるBTS津幡で、同県出身の西橋奈未によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。
ボートレーサーを目指したきっかけは?
高校2年生の夏に家族で三国へ遊びに行った時、唐突に「ボートレースを見に行こう!」という話になって。そこで初めてボートレースを知ったんですが、エンジン音や水しぶきの迫力に凄く感動して引き込まれました。
レーサーになるにはどうすればいいのか色々と調べたら、ボートは男女平等で、女子も男子と同じ世界で戦うというのを知って、もっと好きになっちゃって。私は機械科出身でもともと経歴を活かした職業に就きたかったんですが、ボートレーサーはエンジンやプロペラを全て自分で整備する事も知って、ますます惹かれました。
養成所での1年間はどうでしたか?
私は家族が好きなので、連絡を取りづらい環境で1年間家族に会えないのは辛かったです。お母さんからの手紙を読むたびに泣いて、お風呂場でも泣いたりして、ホームシックになっていましたね。
でも、高校を卒業する時に同級生から「ボートレーサーなんて無理でしょ。夢物語だな」と言われたんです。ものすごく腹が立って「絶対選手になってやる!」と意気込んで挑んだ受験に受かって、せっかく養成所に入れたのだから、卒業しないとめちゃくちゃカッコ悪い、リタイヤなんて絶対できないと思って頑張りました。今となっては、あの時の同級生に感謝ですね(笑)。
ボートレーサーになって辛かった事や、良かった事は?
水上の格闘技と言われているだけあって命が懸っている怖い職業ではありますし、体力や筋力作りも絶対必要な厳しい世界ではあります。でも、男女平等の世界に行きたかったので、男子と戦える環境は中々ないですし、気持ち的には凄く上がるので楽しくやっています。
成績次第で賞金も変わるのが一番の醍醐味ですが、自分の仕事を皆さんに見てもらえる事も凄く嬉しい。ファンの方がトークショーやレースを見に来て応援してくださって、本当に恵まれている仕事だなと思います。
自分へのご褒美にお買い物はしますか?
家庭用の脱毛器を買いました(笑)。あとは、冷蔵庫・ソファなど、家族が使えるものを買っています。家族が喜んでくれると私も嬉しいので、自分の為の買い物でもありますね。
ボートレーサーを目指す方へのメッセージ
BTS津幡にいらっしゃる皆さんがレーサーになるとしたら福井支部になると思うのですけど、福井支部はみんな人柄がいいんですよ。本当に優しい気遣いをして下さる方ばかりで、温かいホームのような環境です。もちろん私も凄く応援しますし、みんなで強くなりたいので、是非、福井支部にきてください!
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