弓道で鍛えた集中力がまくりで勝つスタートに！/BTS金峰イベントレポート・木場悠介

6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。8月2日は鹿児島県南さつま市にあるBTS金峰で、同県出身の木場悠介のトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。

ボートレーサーを目指したきっかけは？

ボートレースのことを知ったのは、モンキーターンです。それもパチスロを打って、アニメを見るという流れ。そこからレーサーを目指したのは、バイト先の先輩の知り合いがボートレーサーで、その方のお父さんから話を聞いて薦められました。初めて生のレースを見たのは、大学の卒業旅行でボートレース平和島に行った時。エンジン音がすごくて感動しました。

学生時代にスポーツはしてましたか？

大学で陸上をやってました。県大会4位になれました。中学の時は弓道をしていて、県大会2位から、全国大会にも出場できました。その時に鍛えた集中力は今のスタートに活かせているかなと思います。

養成所に入所するときに努力したことは？

少し勉強し直して、めっちゃ体を鍛えました。2回目の試験で受かったんですけど1回目は体力試験で落ちたので、筋トレや体力測定の器具などを買って毎日家で測定してました。体重はずっと今と変わらないので、減量で苦労したことはないですね。頑張って合格したので、その時は人生で1番嬉しかったです。嬉しくて家でめちゃめちゃ叫びました(笑)。

養成所時代、リーグ戦の勝率が2位でした。

努力したことは人よりたくさんボートに乗ることと、休みの時間によくレースリプレイを見ていました。模擬レースのリプレイを見て、走り方だったりハンドル操作を仲のいい人同士で研究したりしました。

どのようなレーサーを目指していましたか？

周りの先輩や師匠から、最初は「まくりで勝てるようになれ」と教わっていました。おかげで今はまくりが得意なのですが、そろそろまくり差しや差しも覚えたいと思って取り組んでいます。

レーサーになってから忘れられない思い出は？

今のところは初優勝のときですね。1号艇が今村暢孝選手でまくれるかなと思いながら、行くしかないので行ってみたら、まくり切れたので最高でした。水神祭の時、同期の溝口海義也選手や竹之内極選手も一緒に飛び込んでくれて嬉しかったです。

目指しているレーサーは？

先輩の下條雄太郎選手です。ターンが1番上手だと思っていて、そんな部分に憧れています。この前も2艇旋回でボコボコにされたんですけど、ターンのことやプロペラのことも教えてくれる最高の先輩です。

これからボートレーサーを目指す方へメッセージを。

鹿児島県出身のレーサーは今は少ないと思うので、僕の後輩としてデビューして、全国ボートレース甲子園の出場権を争って、一緒に鹿児島県を盛り上げていきましょう。

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