幼い頃から憧れたボートレーサーへの強い想い/BTS栗橋イベントレポート・砂長知輝
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6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。8月1日は埼玉県久喜市にあるBTS栗橋で、同県出身の砂長知輝によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。
なぜレーサーになろうと思いましたか?
生まれは埼玉県戸田市で、ボートレース戸田の近くで育ちました。4歳くらいの頃に初めてボートレース戸田でレースを見たんですが、モーター音や水しぶきの迫力や、出走表に載っている写真の方たちがボートに乗ってレースをしているというギャップに惹かれてボートレーサーになりたいと思いました。
本格的に意識したのは中学校3年生の時です。学校で将来の夢について作文を書く機会があって、ボートレーサーを目指します!と書きました。親にもボートレーサーになりたいと打ち明けたら、めちゃくちゃビックリされましたね。僕がボートレースを好きな事は母も分かっていたんですけど、そこまで意識しているとは思っていなかったみたいです。
ボートレーサーの魅力は何ですか?
プロペラなどの整備をがんばって勝つことをやりがいに感じている方もいらっしゃいますが、僕はボートに乗るのがすごく好きで、ターンで勝つことを目標にしています。とことんボートに乗れる環境で、乗っただけ結果が出せる所がいいところだと思います。
ボートレーサーなってよかったと感じるのはどんな時ですか?
直接関わる機会は少ないですが、今日みたいに「砂ちゃん」と書かれたタオルを持ってくれたり、ファンの皆さんと交流ができて、応援してくださっている気持ちが伝わってくるのが嬉しいです。改めて、レースを頑張ろうという思いが高まりました。
あとは、結果を残せた時にボートレーサーになってよかったなと思います。
師匠はいますか?
有賀達也さんにお世話になっています。弟子入りに関しては支部によってやり方は違いますが、埼玉支部は自分がつきたい先輩選手にお願いしに行きます。有賀さんとは地元が同じで、レーススタイルや自分に足りないものを持っていらっしゃるなと感じたので、師匠をお願いしました。
有賀さんを始め、埼玉支部の選手は若手からベテランまで層が厚くて、みなさんフレンドリーに優しく指導してくれるので、埼玉支部でデビューできたことに感謝しかないです。
これからボートレーサーを目指す方へのメッセージをお願いします。
僕から一つだけ言うとすれば、夢は最後まで持ち続けて欲しいです。選手になりたいという気持ちを強く持っている人がレーサーになっていますし、選手になってからも「勝ちたい」という信念がなければ強くなれない。「絶対にやってやるんだ」という思いがなければ1年間の訓練にも耐えられないので、そういった気持ちを強く持ってスタートラインに立ってほしいと思います。