合格通知が来た時は家族全員で泣きました/BTS神戸新開地イベントレポート・武井莉里佳

6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。7月30日は兵庫県神戸市にあるBTS神戸新開地で、同県出身の武井莉里佳によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。

レーサーになろうと思ったきかっけは？

高校2年生くらいの時、お父さんの知り合いにボートレーサーの方がいて、ボートレース尼崎に応援に行った時にかっこいいと思ったのがきっかけです。それまでボートレースを全く知らなかったのですが、迫力が凄くて、とても驚いたのを覚えています。その時の衝撃が忘れられなくて、カッコいいボートに乗って自分もなりたい、なれるっていう思いがどんどん強くなりました。

養成所は何度目で合格しましたか？

私は4回目で合格しました。1～3回目は2次試験や、3次試験で不合格になってしまって結構落ち込んでいたんですけど、ボートレーサーになりたいという気持ちが大きくて諦め切れず、頑張りました。
受かった時は手が震えながら封筒を開けて、泣きながらお父さんとお母さんに報告しました。みんな泣いてました(笑)。

師匠はどなたですか？

藤岡俊介さんです。師匠は全然決めていなかったのですが、練習に付き合っていただく中で憧れるようになり、「こういう選手になりたい、藤岡選手に教えて貰いたい」と思ってお願いしました。

レーサーとしての1日はどんな生活ですか？

朝起きてから宿舎でご飯を食べて、レース場に移動します。スタートの練習や試運転をして、展示、本番を迎える流れですね。私はずっとペラを叩いて試運転をずっと繰り返しているので、1日はあっという間に終わります。

勝負飯や験担ぎなどはありますか？

毎回、大好きな焼肉を食べてレースに挑んでいます。
験担ぎはあまり考えていないですが、強いて言うなら、おばあちゃんからもらったネックレスをお守りとしてつけています。

これからレーサーを目指す方へのメッセージをお願いします。

どんなにすごい選手でも答えが見つからなくて、ずっと突き詰めていけるスポーツだと思いますし、人に夢を与えることができる素晴らしい職業だと思います。こういった職業は無いと思いますので、ぜひ一緒にボートレーサーになって、レースできる日を楽しみにしています。

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