人生の一瞬、本気で頑張って壁を乗り越える/BTS京丹後イベントレポート・来田衣織
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6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。7月29日は京都府京丹後市にあるBTS京丹後で、来田衣織によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。
選手になろうと思ったきっかけは?
高校2年で進路を決める時に、父からボートレースを教えてもらったのがきっかけです。それまでは陶芸家を目指していたんですけど、ある時にボートレーサー募集体験会に参加したんです。ペアボートに乗せてもらって、スピード感やエンジン音に惹かれました。乗った瞬間に試験を受けようと思いましたね。
試験は何回で合格しましたか?
4回目で受かりました。最初はヘボ過ぎて全然無理でしたね(笑)。体も硬くて、前屈する時に計測する触って押す部分にすら届かなくて…。「こいつが受けるんか?」みたいに周りがざわざわして、なんかやばかったですね。そこからお風呂上がりに毎日3時間くらい柔軟をしたら、マイナスから17センチくらいはいくようになりました。
養成所での思い出はなんですか?
最初はボートやモーターを運んだり、それが1番辛かったかもしれません。ボートに乗るまでの3カ月位が、体力作りや根性を鍛えるのが大変でした。
あとは初めての集団生活で、両親や周りの人達のありがたみが良く分かりました。
ボートレーサーになって、良かったことは?
やりがいが凄くあります。休みの時もずっと自分を探究しながら生きていけるので、ずっと楽しいです。負けた時でも、それがあるから勝った喜びが大きい。日々どう改善していくかを考えていくしかないのですが、また成長出来るので楽しいです。
選手に向いているのはどんな方だと思いますか?
負けず嫌いな人ですね。強い心を持っている人で「なんとしてもやってやる!」と思っている選手、悔しいからやるみたいな人がめっちゃ多いと思いますよ。運動経験は関係なくて、自分の同期でも吹奏楽だった選手もいますからね。
ボートレーサーを目指す方へのメッセージをお願いします。
めちゃくちゃきついこともありますが、今の人生の一瞬、本気で頑張ったら、また違う壁が出来た時に乗り越える力がつくし、そこで諦めないという凄く良い体験が出来ます。乗り越えた先にも、また新しい自分も見えますし、目指す価値があると思います。
やりたいと思った人がいれば、絶対おもしろい職業ですから本当にオススメしたいです。