實森美祐
實森美祐

アニメ「モンキーターン」に憧れた少女が夢の舞台で躍動する/BTS尾道イベントレポート・實森美祐

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6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。7月22日は広島県尾道市にあるBTS尾道で、同県出身の實森美祐によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。

レーサーになろうと思ったきっかけは何ですか?

私には兄がいるのですが、元々兄がボートレーサーを目指していて。アニメのモンキーターンを一緒に観て、格好よいなと思っていました。その後、高校生の時にマリンジェットに乗って楽しかったんですが、マリンジェットに関わる仕事ってプロ以外にあまりないんです。それで似た仕事がないかなと考えていた時にボートレーサーを思い出して、目指しました。

養成所に入る前は何をしていましたか?

高校を卒業して、歯科衛生士の専門学校に通いました。ボートレーサーになるのを諦めきれなくて専門学校を休学して、養成所の試験を受けました。勉強とジムに行ってトレーニングをして準備をして、高校卒業から半年後、3回目の受験で119期になりました。

レーサーの魅力はどんなところですか?

男女で同じレースを走れるのは他の競技では中々ないことなので、楽しいと感じます。もちろん女子戦も楽しいと感じるのですが、混合戦は違った楽しさが魅力です。GIやSGの大きな舞台でのレースは芸能人がいっぱいいるような感じでした(笑)。モンキーターンの主人公のモデルにもなっている濱野谷憲吾選手もいて、「濱野谷さんっ!」ってなりました(笑)。

長期のお休み中は何をされてたんですか?

初海外、初一人旅でオーストラリアまで行ってました。クオッカ(クアッカワラビー)というカンガルーに似た可愛い動物に会いたくて行きました。英語が読めないんですけど、ご飯を頼んだ時にイメージと全然違ったものが出てきたのが唯一のハプニングでした。オーストラリアで癒されたので復帰明けは頑張りたいと思います。

レーサーになって良かったと思うときはどんなときですか?

好きなボートレースを仕事にしているので、勝った時はすごい嬉しいですし、やりがいのある仕事だと思います。縦や横の繋がりが、他人事ではないのが温かくて好きです。敵同士ではあるものの、仲間でもある雰囲気が良いですね。応援してくださる方が沢山いる事が目に見えてわかるので、すごく自分の力になります。

これからレーサーを目指す方へのメッセージをお願いします

新人だけど同じ土俵で戦えて、自分の実力次第で上にも上がっていける。プライベートも休みもしっかりあって充実するので、とても良い仕事だと思います。あとはめちゃくちゃ楽しいです。広島支部は私以降、女子レーサーが入ってこないので、女の子が欲しい(笑)。もちろん男性の皆さんも大歓迎です。

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