諦めかけたこともあったが周りの支えで夢を叶えた/BTS朝倉イベントレポート・山田理央
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6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。7月21日は愛媛県今治市にあるBTS朝倉で、同県出身の山田理央によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。
ボートレーサーを目指したきっかけは?
祖母から薦められたのをきっかけにボートレーサーという職業を知りました。ご縁があり、ボートレース丸亀で中村桃佳選手のゴムボートに乗せてもらい、キラキラして格好良かったので、こんな女性になりたいと憧れたのがきっかけです。
ボートレーサーになる前は何をしていましたか?
小中学校のときは野球をしていて、高校ではハンドボール部で青春を部活に注ぎました。高校卒業後に看護の専門学校に半年通っていたのですが、ボートレーサーになりたいと思い学校を辞めてアルバイトをしながら試験まで対策をしていました。
レーサーの魅力は何ですか?
自分が努力した分、結果に繋がり、やりがいがあるのでもっと上を目指したいとポジティブになれる素敵な職業だと思います。
休日は何をしていますか?
香川県と愛媛県を往復しながら師匠の平高奈菜選手と同じジムで一緒にトレーニングしたり、練習しています。平高選手のトレーニングはとてもハードで、私が体重管理が全然出来ていなかった時でも動きが軽やかになって、ボートに乗っている時もエンジンも直線が出ることも増えました。
試験、養成所での思い出を教えて下さい
試験は125期と129期の2回、受験しました。2回目である129期で合格して入所しました。とても覚えているのは実技教官と初めて2艇旋回をさせていただいた際に見れたまくりの景色がとても印象深かったです。自分の波で教官を濡らしてしまったので急いで「すいませんでしたー!」と謝りに行ったら、「良いまくりやったぞ。この景色、絶対忘れるなよ」と言われたのが嬉しくて涙が出そうでした。
ボートレーサーを目指す方へのメッセージをお願いします
私は夢を諦めようかなと考えた時期もありました。でもボートレーサーは30歳まで試験を受けられますし、未経験からでも目指せる夢のある職業です。なりたいものに必死に、自分の夢を追いかけることはしんどいですが、周りの支えがあってなれるものだと思うので諦めずにまっすぐ頑張って欲しいです。