「デビュー戦は緊張しっぱなしでした」鹿島敏弘/BTS黒石イベントレポート

6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。7月14日は青森県黒石市にあるBTS黒石で、同県出身の鹿島敏弘によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。

なぜレーサーになろうと思いましたか？

高校生の時に下宿をしていたんですが、帰省した時に父に連れられてBTSなんぶに行く機会がありました。それまで全く「ボートレース」というものに触れる機会がなかったのですが、BTSなんぶでレースを見て、「こんな面白いものがあるんだ」って興味を持ちました。 なぜこんなに惹かれるものがあるか不思議でしたが、実は父も祖父も若い頃にボートレース戸田に行ったことがあると聞いて、ボート好きの血を受け継いでいるということが分かりました(笑)。
高校2年生の時にレーサーになりたいと思ったんですけど、どうしたらなれるのかが分からなくて。色々情報を探したけど分からなかったので、直接BTSなんぶに行って「どうしたらなれますか？」って聞いて、レーサーになる為の説明を受けました。

ボートレーサーになるために努力した事はありましたか？

自分は視力が悪く、ボートレーサーになるためには視力も必要だったため、レーシックの手術を受けました。
後は受験に向けて高校受験と同じ内容の勉強をしたり、体力作りも毎日していました。特に高校時代は陸上の部活中心だったので勉強は苦手だったんですけど、当時は年齢制限であと3回しかチャンスがなかったので、必死に勉強しました。

ボートレーサーの魅力は？

全国24場に行くので、レース場では精一杯仕事をして、レースが終わったらその土地の美味しいものを食べたりとか、楽しい事とかができるのもこの仕事のいいところだと思います。
レースで1番を取ることも嬉しいですし、その結果に見合った賞金をいただけることが最大の魅力ですね。

デビューした頃の思い出は？

養成所を卒業したら群馬支部にお世話になることになっていたので、卒業後はそのまま群馬県に行って、先輩に挨拶をしたり、生活の準備をしたりで、デビューまで2ヶ月くらいかかりました。でも、あっという間でしたね。
デビュー戦は緊張しっぱなしで…ボートレース桐生でデビューさせていただいたんですけど、緊張していた事しか覚えていないです。

これからレーサーを目指す方へのメッセージをおねがいします。

ボートレースは誰でもゼロからのスタートなので、少しでも興味があるなら選択肢の一つとして考えてみてほしいです。とてもやりがいのある仕事なので、是非、周りの人にも勧めていただきたいですね。
地元・青森の方にもどんどんボートレーサーを目指してほしいです。

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