~1ヶ月ぶりのコラム投稿~

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先月のヤングダービー優勝戦展望以来のコラムになりました。

ところで、9月中旬に鳴門大渦大賞の実況(前半3日間)をピンチヒッターで担当した話をしましたが、その後も実況アナウンサーの仕事は続きました。10月は三国で4日間、浜名湖で2日間と、メインアナウンサーがコロナワクチン接種による休暇でトータル6日間のピンチヒッターを担当しました。

それにしても、本番のレース実況はあまり苦労しないのですが、スタート展示や周回展示の放送には悪戦苦闘でした。例えば、チルト角度・部品交換・重量調整・前半成績等、情報を伝える順番が鳴門・三国・浜名湖とそれぞれ違います。さらに展示タイムをいうタイムタイミングの違いや、スタート展示や競走成績を全て放送するレース場があれば、全然放送しないレース場があったりと、「これで間違っていないか?」と、自分の頭の中が混乱することがあります。

それでも、何とか無事にピンチヒッターの仕事が終わり、少し心を休ませる時間が取れ、1ヶ月ぶりにパソコンの前に向かって、コラム原稿を書いているのが私の現況です。

10数年にわたって、BOATRACE三国のレギュラー実況をしながら、鳴門のSGなどのビッグレースを喋り、さらに会社の経営者の仕事をしていた頃は、何度も息が詰まる思いをして、1日も早く後進の若いアナウンサーに喋ってもらおうという思いばかりでした。

しかし、こういう機会で各地の実況をして、「私もボートレースの実況をするのが好きなんだな」ということを、改めて感じることが出来ました。ですので、毎月毎月ではありませんが、だいたい3ヶ月の1回くらいのスケジュールで、実況アナウンサーの仕事はしようと思っています。読者の皆様、私自身のレースアナとしてのレベルを落とさないためという本音もありますが…。また、実況することがありましたら、よろしくお願いします!!

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。