養成所時代に“劣等生”でも…

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松本晶恵

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松本晶恵

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11月に入り、121期新人が続々とデビューを果たしている。まだ勝ち星どころか全員が6着を並べていて、「勝率1.00」が並ぶが、これは最近おなじみの状況。焦らずに、しかし努力を続けて強くなって欲しいものだ。

養成所時代のリーグ戦勝率は、デビュー後しばらくは記者や関係者の目にもとまる。それが高い方が、デビュー後に成功する可能性が高いのは事実だ。しかし例外だって数多い。ある程度評価が定まってきた、91~100期の選手たちの養成所時代の勝率と比較してみよう。

まずは川上剛(91期)だ。養成所時代の勝率はわずか3.86。しかし持ち前の明るい性格で、当時からこの期のムードメーカーだったと地元記者はいう。そしてデビュー後にジワジワと力をつけて、今や記念や賞金王シリーズにも乗っている。さらに後輩の面倒見もいいと評判で、弟子筋には有望な若手がどんどん育っている。