~実況アナの穴目八目~

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石野貴之

シリーズの主導権争いが目まぐるしく変わった、BOATRACE桐生の「SG第62回ボートレースメモリアル」。5日目の準優勝戦日は、1号艇の選手がいずれも順当に勝ち上がり、優勝戦のメンバーが出揃いました。

そこで、今回は私・小林アナから見たボートレースメモリアルの優勝戦展望をお送りします。

優勝戦のメンバーは、①石野貴之菊地孝平魚谷智之柳沢一長田頼宗茅原悠紀の6選手です。オーシャンカップに続くSG連覇を目指す石野選手が1番人気に推されることは間違いないと思います。

オーシャンカップの時は、予選序盤の大敗から見事に名誉挽回して、準優勝戦⇒優勝戦と驚異的なモーターパワーを見せつけての優勝となりました。今回のボートレースメモリアルは、序盤から好スタートを切り、昨年の三国オーシャンカップの再現を思わせる勝ち上がりを見せています。

準優のスタートがコンマ20とやや慎重でしたが、優勝戦は予選道中で見せた気合のスリット戦で先手を打つ可能性が高いと読みました。さらに、隣の2号艇に菊地選手がいることも、石野選手にとっては有利に働く要素になります。

そうなると、本命サイドの予想は狙い目として挙げておかないとならないでしょう。逃げの石野選手の対抗候補は、センター筋からまくり差しのハンドルで一撃を狙う魚谷選手と、外枠でも展開を突くパワーを秘めている長田選手の浮上に期待です。フォーカスは、1-3-流と1-5-流の8点。1-5-流は、中穴レベルの配当になりますので、好配当狙いのファンにもお奨めしたいと思います。

一方、私の高配当になる優勝戦の見解を、併せて紹介します。

先ほども書きましたが、魚谷選手のグラチャンのリベンジ戦と位置づけ、石野選手の懐をえぐる乾坤一擲(けんこんいってき)のまくり差しを穴になる一番の展開と読みました。

相手は、インで残す石野選手と機力充実な長田選手。3-15-流、3-流-15と手広く狙っていきます。

4年ぶりのボートレースメモリアル(モーターボート記念)開催となったBOATRACE桐生で、果たしてどんなクライマックスとなるのでしょうか!?石野選手が万全な態勢で臨んでいるように見えるので、堅めの決着になりそうな予感はするのですが…。ただ、桐生のSGで私が「堅いな~」と思う時は、結構荒れているので、ファンの皆さんは冷静な気持ちで舟券対策に挑んで下さいね!!

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。