~実況アナの穴目八目~

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オーシャンカップの開幕まで、残り10日を切りました。昨日でオーシャンカップ直前開催「第39回九頭龍賞」が終了し、ファンの中には「三国のモーターはどれがいいのか?」とデータを調べている方が多い筈です。

私は、プロ野球パリーグ・千葉ロッテvs楽天の実況の仕事があったので、九頭龍賞は終盤2日間を喋りました。感想としては、出力低減モーター(ヤマト331型)になってから、出ている機と出ていない機の差が一段と広がっていったことです。実績のないモーターを手にした銘柄級レーサーが予選突破できず、悪戦苦闘する場面を多く見ました。

一方で、強烈なパワーで強豪を次々と破るB級レーサーの走りが多いことも事実です。穴党ファンにとって、オーシャンカップで美味しい配当をゲットするには、実戦足がキラリと光るモーターを把握することが大事です。

そこで、「九頭龍賞」終了直後の最新情報として、私・小林アナがピックアップするお奨めモーター3機を紹介します。

1つ目は、2連対率・33.9%と高くはないものの、オーシャンカップのパンフレットで私が一押しした「40」。6月は、山田竜一選手と加瀬智宏選手が優出。「出足関係と旋回後の足が抜群で、SGクラスの選手なら、もっと仕上げられそうですね」と、明るいコメントが次々と出ていました。

2つめは、2連対率・42.3%と元々のメーカー機ながら、九頭龍賞でさらに評価が上がった「11」。デビュー2年目の114期、鈴木雄斗選手が予選で2勝をマークし、準優勝戦まで進出。準優当日は、1走目の一般カードでフライングと苦汁を舐めましたが、「早いという感覚は無かったです。想像以上に出ていたんですね」と、レース後の鈴木選手のコメント。追い上げるパワーも半端ではなく、相当の機力をファンに披露しています。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。