舟券傾向と対策

01. 宮島のSは高難度

宮島水面のスリット攻勢の難しさは全国トップランク。特に看板が斜めに設置されている200の標識を目標にするカマシは、遠征勢にとっては意外にやりづらい。対して地元勢は勝手を知っているので注意。

02. 潮の干満差は全国トップ

瀬戸内海に位置する宮島水面は、最大で4Mに達するほどの潮の満ち引きがある。これにより朝のS練習とレース本番では選手から見る景色が全く違ってくる。これもSを狂わす要因の一つと言える。

03. 終日安定しない風

風向きは前半と後半で向きが変わることが多い。夏場は向かい風、冬場は追い風が多いが、途中で瀬戸内特有の凪に入り、風が一瞬止む。その後は風向きが変わる傾向にある。各選手のSの踏み込みや、決まり手も変わってくるので要注意項目だ。

04. 潮流と風向の密接な関係性

満潮時刻に向かってレースが進行している際には向かい風に注意。2マークでは水面が荒れるケースが多く、逆転劇も多い。逆に引き潮の時に風が緩いという条件が、一番スピードを生かせる水面となる。

05. イン勝率は全国並みも連下は混戦

イン勝率は全国平均となんら変わりはなく、決して弱くはない。ただ舟券を購入する際に注意してほしいのは抜け目だ。Sの出入りが激しいからこそ、どのコースでも連に絡むチャンスは秘めている。

06. 舟券戦術のカギを握るのは3コース

Sが揃う条件だと取捨が難しいのは実は3コース。季節的に温水パイプ装着の冬場は3コース外マイからの順走も決まりやすいが、温水パイプを外す温かい季節になってくると3コースよりも4コースの方が連対率は上がる傾向にある。

07. エンジン相場はまだ安定せず

初おろしは11月末。大注目エンジンは14号機。ただ、一番噴き上げていた時期に比べると、かなり伸びのパワーは抑えられている印象で、どちらかと言えば実戦向きに変化。これにより他のエンジンとの差が縮まり、戦国時代に突入! まだまだ金脈は眠っているか!?

08. 西日対策も取られSドカ遅れは激減

西日が強い冬場は本命を背負うイン選手のS遅れが目立っていたが、この対策として冬場はレース進行時間を早めた。これにより急なSのドカ遅れは激減した。ただ、当然Sの難易度は下がっていないので、各選手のS実績は重視しておこう

09. 難易度の高い番組構成

最近、特に注意したいのは2Rと8R。2Rは1枠有利な構成となっているが、連下は大混戦ムード。対して8Rは有力選手が不利枠に配され、本命を決めにくい番組となっていることが多い。1R〜12Rで勝負所を見極めるのが重要だ。

10. ネットで購入の際は風向に注意!

ネット投票も多くなった昨今、配信でレースを見る機会も多いだろう。ただ配信画面で見える大型ビジョンの旗は、実際のスリット付近の風向きとは全く違う場合がある。スリットの空中線で追いか向かいかを判断してほしい。