舟券傾向と対策

季節別傾向

時間帯によって風向きが変わることもあるが、基本的には夏場は向かい風傾向が強く、冬場に向かって追い風傾向になる。潮の干満などの影響もあるが、強めの向かい風になると4コースのまくりが決まるようになり、インコースはやや苦戦気味になる。追い風が吹く冬場はインが強く、2コースの差しも増えてくる。春先は強風や風向きも安定しないため波乱傾向。秋は穏やかな水面になりやすい。

展示タイム

当地の展示タイムは自動計測で行われている。そのため信頼度は期待されるが、実際にはトップ展示艇の1着率が26.5%となっており全国平均の27.4%よりも低い。ただ、信頼度がそれほどでもないのは追い風の場合で、向かい風になると展示タイムの信頼度は増す。外コースなど伸びを生かせるのは向かい風の時だからだ。とりわけ、向かい風が吹いている水面状況ならば、展示タイムは必ずチェックするべきである。

水面傾向

スタンドから1マークまでは40メートルで全国平均レベル。1マークは大きくスタンド側に振られているが、回りシロが取れるのでインコースは逃げやすい。ただ、潮の干満差がかなり激しいので、スタートはかなり難しいと言われる。そのため、地元選手のアドバンテージも高いはずだ。また、追い潮と向かい潮が2マークで大きく影響する。特に干潮に向かう時は向かい潮となり、旋回が流れやすくなるために懐を差す逆転もしばしば見られる。昔からインコースが強いレース場ではあるものの、気象条件が悪化すると波乱が起きやすい水面に急変する。