舟券傾向と対策
エンジンの良し悪しがレースに直結することは多い。以前に比べてエンジンパワーが落ちた最近は特に機力が重要だ。エンジン相場をしっかり把握出来ていれば、思わぬ高配当をゲットするチャンスは大きく広がる。

強烈な切れで他を圧倒33号機

 現行エンジンの初おろしは1月9日で、ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメントから始まった。約半年が経ち、エンジン相場も固まりつつある。現状で最も目立った動きを見せているのは33号機。5優出、3優勝(5月20日現在)と優出、優勝回数はナンバーワンを誇っている。
 2連対率は全体の2位だが、明らかに33号機がエースと言ってもいいだろう。強烈な伸びが武器で内、外問わず活躍が見込める。3節目に菅章哉が伸び型にしてから一変。その後に乗った選手も伸びを武器に好気配が続く。伸びが良いので外からの一撃で穴をあけることも多く、舟券では大いに狙える。

強パワーで安定感抜群38号機

 2連対率ナンバーワンは38号機。33号機と双璧を成す児島の2大看板機のひとつだ。優出5回は1位だが、まだ優勝がない。33号機と比べるとその辺にパンチ力の無さを感じるものの、出足系統がしっかりしていることで崩れない強みはある。安定感ならば33号機より上かもしれない。
 パワーがあるので競っても良し。一撃型の33号機と比べると万能型の38号機は2、3着で狙う手も十分ある。B級選手が乗っても軽視してはいけない。その他では47号機や49号機もパワーを秘める。

伸びる13号機も見逃せない!

エンジン勝率が悪いエンジンは注意が必要だ。優出歴があったとしても、それはなんとか「腕」でしのいだことの方が多い。多くのケースで選手は実力を出し切れずに終わることが多い。2連対率が20%台のエンジンに過信は禁物。
 逆に狙えるのは平均展示タイム順が良いエンジン。要するに伸びるエンジンだが、13号機などはその典型で一発が見込める。2連対率が30%を割っている15号機も、直前の展示タイムさえ出ていれば買える要素になる。