ボートレース児島
舟券傾向と対策
瀬戸内海に位置する児島は、干満の差が激しいレース場としても有名。その潮回りがレースに与える影響も大きい。
 満潮に向かう上げ潮の時は水面がポチャつき、うねりも出てくる。そうなると乗りづらさが増して、ターンでは足を取られる。
 逆に干潮に向かう下げ潮は逆に乗りやすくなるためセンターや外からもスピードターンはしやすい。
 上げ潮でも下げ潮でもインコースの強さに差はほとんどない。ただ、イン以外は傾向が異なる。上げ潮時はダッシュ艇が攻めにくく、下げ潮時にはスピードを持った攻めは届きやすい。そのために下げ潮の方が波乱度が高く、万舟率も17.2%と高め。
 また、水位による影響も強い。最も水位が下がる干潮付近ではセンターコースが強く、満潮付近では2コースの台頭が目立つことには注目したい。
 センターの攻めが利く波乱含みの干潮時は風向きでも決まり手は変わってくる。向い風ではまくりが16.1%とかなり高い数字になる。追い風時の8.1%と比べると約2倍の差がある。追い風では乗りやすいことも含めてイン逃げが64.9%と幅を利かせる。潮と風の組み合わせも予想には欠かせない。