峰竜太
峰竜太

琵琶湖

連日のフライング発生に峰竜太も勘を狂わせる!?/びわこ・びわこ大賞

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ボートレースびわこのGI「開設73周年記念 びわこ大賞」は21日に準優勝戦が行われる。

予選トップ通過の遠藤エミは「後半は自分のミスです。足は変わっていないし、全体にいいレベルのままです」と、前日後半の1マークの振り込みを「力が入ってしまって」と反省。

予選トップ通過のチャンスあったが惜しくも2位通過の下寺秀和は「回転を止め過ぎてたし、道中も迷ってしまって…」と、こちらも猛省。ただ、「調整合えば行き足や伸びはいい状態になるはず」と前を向く。

3日目までの6位から3位浮上で準優1枠ゲットの峰竜太は「足はいい。トップ級です。ただ、今日もフライングがあったし、スタートに神経を使いすぎてレースもヘンな感じでした」と、記念ではめずらしい4日連続で計7本のフライングに焦りを感じてしまったと言う。

地元勢では遠藤を含めて4選手が予選を突破。7位通過の青木玄太は4日目に3コースから果敢にまくり勝負駆けに成功したが、「足は普通。でも上積みは厳しいですね。着はまとまってるけど、いっぱいいっぱいです」と控えめなコメントに終始した。

いつもどおり明るい表情だったのが9位通過の守田俊介。「4日目前半は重くなりすぎたけど、後半は修正して乗り味も良かった。自分の欲しかったところがきましたね」と手応えは上々のようだ。

そして、4日目2着で予選17位の通過となった馬場貴也は「出足や押しはまずまずだったかなと思います。ただ、自分としてはもうちょい欲しいですね。上條暢嵩選手には『直線がいいですね』とは言われましたけど」と悪くはない雰囲気ながら、いつもの地元戦に比べるとトーンはやや低い。

同じく地元で予選落ちとなった丸野一樹は「良くならないですね。交換できる部品は全部やりましたけど、競るとかなり弱いし、レース足が悪すぎます」と完全にお手上げの様子だったが、「最後まで1つでもいい着順を」と自身を奮い立たせていた。

今シリーズは最近の記念レースではめずらしいほど、事故が多発している。フライング7本に不良航法も連発で、記録に表れないあわやのシーンもいくつかあった。峰が語るように、スタートに神経を使いすぎてレースどころじゃない、というムードが選手間にあるようだ。

この流れでは天候や相手、コース等に関係なく天性のスタート力を持つ選手が絶対有利になる。その代表選手が地元の守田だ。今節も6走してコンマ09、09、10、08、11、11と素晴らしいスタートタイミングで、最後の11Rはフライング艇もあったが、惑わされることなく自身の勘どおりのスタートを決めている。5日目は準優10Rに登場。奇しくも1枠はスタートが心配(?)の峰だ。このレースは、瞬きせずに見守りたいところ。