馬場貴也
馬場貴也

住之江

馬場貴也が地元周年へ弾みをつけるV!/住之江・高松宮記念

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ボートレース住之江のGI「第53回高松宮記念特別競走」は13日に優勝戦が行われ、馬場貴也のイン速攻Vでシリーズの幕を閉じた。初日メインレースの2コース差しを皮切りにして開幕5連勝。まさにコース不問の勝ちっぷりで予選首位通過を果たすと、準優勝戦、優勝戦を完勝する王道ルートを歩み強さを誇示した。

今シリーズの大きなトピックスのひとつが大阪支部のフレッシュルーキー石本裕武のGI初参戦だろう。エース機を引き当てると初走から4コースまくりで制して、いきなり水神祭を挙げた。惜しくも準優には届かなかったが、5日目は連勝、最終日も3、2着と舟券に絡み続けて猛アピールした。酸いも甘いも経験したスーパールーキーの今後に、より一層注目したくなった。

一方で優勝候補のひとりだった石野貴之は予選敗退と苦戦を強いられた。ただ、徐々にリズムは上向いて2日目後半以降は大崩れなく着をまとめて意地を見せた。現在の賞金ランキングは3千万円台と遅れを取っているが、グランプリでその走りを見られないのは余りにも寂しい。この秋の怒涛のような巻き返しを待ちたい。最終日の8Rで5コースから鮮やかにまくり差しで突き抜けて1着をもぎ取ったあの姿を見れば、心配は無用だろう。

また、最終日は午前中から開門を待って列をなすファンが多数おり、開門後はあっという間にスタンド、観客席はファンでビッシリ埋まって熱気を帯びていた。売り上げも目標の100億円を上回る109億9297万3800円。当地伝統の一戦は大盛況の内に幕を閉じた。

優勝戦の結果はこちら 住之江12R

優勝者コメント・馬場貴也

「1着をこれだけ取っていたので、いつも以上にファンの方の期待がかかっているだろうなと思うと優勝戦はプレッシャーはめっちゃありました。パーフェクトVもよぎったし「狙っちゃえよ」と言う周囲の声もありました。チャンスはあると思っていましたが、できない所が僕らしいですね(笑)。

今日は、ターンのグリップの甘さがあったのでリング交換でもう一丁パワーアップを狙いましたが効果はありましたね。丸野一樹選手のアドバイスで体感も良くなりましたし、仲間に恵まれています。

素晴らしい大会を優勝することができて、身の引き締まる思いです。この結果に浮かれず、気を引き締め切り替えて結果を出せるようにしたいです。次のびわこの周年記念も地元代表として頑張りたいと思います」。