木下翔太
木下翔太

住之江

木下翔太がまくり差しで突き抜けて優勝

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ボートレース住之江の「三都市対抗戦サンケイスポーツ創刊70周年GSS競走」は16日に開催最終日を迎え、優勝戦が行われた。

艇団を真っ二つに割る鮮やかなまくり差しハンドルで突き抜けたのは5号艇・木下翔太。1マーク即決の一太刀でBSに入ると一気にリードを広げていった。

展示は3コースカドに持ち出し、さらには強烈なスタート気配を見せていたのが3号艇・藤山翔大。展示タイムも1番時計で、まくりに大きな注目が集まる中でのピットアウトとなったが、本番はその藤山がピット離れで後手を踏み置き去りにされる事態に。藤山は大きく回り込んでインを奪う勢いでコースを取りにいこうとするも、1号艇・羽野直也がこれに抵抗。並びは13/2/456で、羽野と藤山が深い位置からのスタートとなった。

展開を作ったのはコンマ12のトップスタートを決めた4号艇・仲谷颯仁。ダッシュが乗った好スタートから内3艇を一気に飲み込んだ。その内懐を見事に突き抜けたのが木下だった。羽野がインから3着に残して3連単5-4-1は9,630円(33番人気)と波乱の決着となった。

木下は今年2回目、地元では4回目、通算では25回目の優勝となった。準優を2着で勝ち上がった後も「出足やターン回りは△が付く」と手応えはひと息だった木下だが、最後まで諦めずに整備と調整に手を尽くした。そして最後は地元優勝候補の意地で勝ち切る劇的な幕切れとなった。

優勝戦の結果はこちら 住之江12R