唐津
「本当に完璧なターンができた」丸野一樹が自身でも納得の走りでVを飾る/唐津・全日本王者決定戦
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唐津
丸野一樹が人気に応えて通算9回目のGI制覇を達成/唐津・全日本王者決定戦
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ボートレース唐津のGI「全日本王者決定戦(開設72周年記念)」は10日、最終日が行われた。未明にかけて唐津市は雨脚が強く、地域によっては雷が鳴り響いていたが、レース開始時は曇りで緩やかな向い風コンディション。1Rで宮地元輝が逃げを決めると、その後も上條暢嵩、深川真二と逃げ連発。4Rと10Rは山田康二がまくりとまくり差しを決めて連勝を飾り、11R終了時点でのイン逃げは9本だった。
インが幅を利かせる中で行われた12R「優勝戦」は、枠なり3対3の進入でスタート。ほぼ横一線のスリット隊形から、しっかりサイドを掛けた丸野一樹がイン逃げで快勝。2コースから地元周年連覇に挑んだ末永和也は差しが少し流れたうえに、引き波で振り込み気味に。まくり差しを狙った山口剛はスムーズさを欠いた末永に接触し、3コースから握って攻めた佐藤翼が2着、最内を差した桐生順平が3着で続いて2連単1-3は290円(2番人気)、3連単1-3-6は1,140円(4番人気)で決着した。
得点率トップから王道優勝を決めた丸野は、66周年に次ぐ当地周年2V。通算では9回目のGI制覇を達成した。優勝賞金1,200万円を加算して、賞金ランキングは35位から10位へジャンプアップ。3年ぶりのグランプリ出場が視界に入ってきた。丸野は「SGで優勝戦に乗り、優勝争いをして、もう一つ上の舞台で結果を残したいですね」と悲願のSG制覇へ意欲を見せていた。
なお、今節6日間の総売り上げは69億3096万9100円で、目標だった70億円にはわずかに届かなかった。
