松井繁
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戸田

【SG事前情報】戸田勝率ナンバーワンは松井繁 佐藤翼は地元で初タイトルに照準/戸田・グランドチャンピオン

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6月24日にシリーズの幕を開けるボートレース戸田のSG「第35回グランドチャンピオン」。舞台が全国屈指の難水面とあり、得手不得手の差が成績に直結しかねない。当地の通算勝率ランキングトップの松井繁は、出場メンバー中で唯一の8点オーバー。昨年ダービーの予選は1着こそなかったものの、オール3連対で準優入り。クラシックでも最終日に連勝を飾るなど、とにかく舟券絡みが多い。

前田将太西山貴浩の福岡コンビも上々。前田は23年に2連続V。24年のGI68周年でも優出と、上位進出を外さない。西山も23年のGI周年から2連続優出、ダービーでも予選突破を果たした。当地巧者のイメージはあまりないが、外から巧みにさばいた舟券絡みがとにかく多い。

上位には当地SG優出経験のある面々がズラリと並ぶが、初タイトルの期待がかかるのが上條暢嵩。クラシック、ダービーはともに予選落ちを喫したが、近況はエンジン出しにも定評。伸びが仕上がれば狭い当地はむしろ上條好みとなりそうだ。

もう一人、地元の佐藤翼の存在を忘れてはならない。昨年のダービーは桐生とのワンツーフィニッシュ。その後もチャレンジカップで優出し、グランプリ初出場を決めた。今度は地元でSG初戴冠を決めたい。

エース機評価は47号機ダービーV25号機はムラあり

現行エンジンは昨年の8月3日から使用されており、10月のダービーに続いてSGは2度目となる。

桐生順平のダービーV機は25号機。上位に仕上がることもあるが、近況はややムラがある印象。また、ギヤケース等の整備によって急上昇しているエンジンがあり、機勝率はあまりアテにできない。

エースと評価されているのが47号機。1月には岩永雅人をデビュー初Vに導き、2月の地区選では土屋千明が加速感満点の動きで予選6位通過と活躍。4月あたりからはバランス型になっているが、足を求めれば当然反応は出るポテンシャルがある。

近況47号機と同等のパワーを誇るのが13号機。30%前後の機勝率だが、中間整備、その後のギヤケース交換で2月から急上昇。直線系のパンチがあり、近況は確実に上位級に仕上がっている。38号機も直線系を中心にパンチがある。GW戦の石塚久也から向後龍一伊藤誠二と3節連続でトップ級に仕上がった。

21号機はギヤケース交換から急上昇しており、行き足から伸びの迫力は満点だ。20%台の機勝率だが、上位に仕上がるパワーを秘めているのが41号機。勝率が低く、ダービーや地区選には出場していないが、1月の中間整備後に気配一変。加速感満点で、GW戦では野田昇吾がパワフルな攻めで沸かせた。

その他では地区選Vの18号機がバランス型で実戦で良さを見せている。最高勝率機の14号機もややムラはあるが、合えば上位級になるポテンシャルがある。