ボートレース唐津のGI「全日本王者決定戦(開設72周年記念)」は5日に開幕する。
現行エンジンは昨年9月1日が初下ろし。9か月使用でエンジン相場は固まっているが抜群の行き足と出足を誇っていた20号機がパワーダウン。エース機不在の中でGI72周年は行われる。そんな状況でもパワー差は大きく、活躍しそうな10基を紹介する。
【Aランク】
20号機(勝率6.57、2連対率50.5%)…佐々木康幸
松尾昂明、
宮地元輝、
清水攻二、
森永淳の4人が一般戦V。勝率、2連率対ともにナンバーワンで長らくエース機の看板を背負っていたが、温水パイプが外れた影響か近況は少し分がいい程度。ただ、パワー復活だと他を圧倒できるだけに動きに大注目。
55号機(勝率5.54、2連対率38.3%)…東本勝利
3月上旬に
藤山翔大が調整して気配一変。行き足から伸びはトップ級で1マークの展開が見やすくなるのも強みだったが、前回使用者の
宇野博之は目立たず。本来の動きを取り戻せば「まくり」も視野に入る。
40号機(勝率5.32、2連対率35.2%)…下寺秀和
勝率、2連対率ともに平凡だが昨年12月以降は優出6回を数える。グリップの良さに加えてターンの押し感もありで実戦向き。4月末のペラ交換後もレース足は力強い。
51号機(勝率5.84、2連対率40.9%)…吉田裕平
優出は2回と少ないが初下ろしから安定した動きを見せている。前回使用者の
藤岡俊介は新ペラを調整。優勝戦には乗れなかったが6コースまくりを決めるなど「足は全部いいと思う」。伸びる気配もあって調整の幅も広そうだ。
46号機(勝率5.93、2連対率41.8%)…片岡雅裕
前節で
飯島昌弘が使用してイン逃げV。優勝は20号機と並ぶ最多の4回となった。近況は絶好調で、5月は
末永和也、
濱崎直矢、飯島が優勝。伸びにも反応しそうで攻める選手にとってはうってつけ。
56号機(勝率5.41、2連対率36.4%)…古賀繁輝
冬場は一時パワーダウンしていたが3月に入り復活ムード。ゴールデンウイーク戦の
常住蓮(優出3着)は上位の一角で、乗り継いだ
宮内由紀英はターン回り万全、前回使用者の
嘉手苅徹哉は2勝挙げるなど選手間でも評判の足色だった。
【Bランク】
25号機(勝率4.96、2連対率31.5%)…宮地元輝
勝率は4点台だが合えば行き足、出足は楽々水準以上。ゴールデンウイーク戦で使用した
深川真二は初日から手前の足が上々で白星を量産。優勝戦(4着)でも足負けはなかった。数字こそ目立たないが、乗り手が引き出せば上位級に仕上がる。
17号機(勝率5.57、2連対率40.2%)…森高一真
GI71周年の末永は珍しく直線に余裕ありで、得点トップからの王道優勝で地元周年を初制覇
。その後は水準以下にダウンしたが、ゴールデンウィーク戦で
峰竜太が調整して復活。2節前に優出した
君島秀三は、のぞく気配もあってしっかりバランスが取れていた。
31号機(勝率5.38、2連対率36.2%)…安河内将
GI71周年でF2を抱えながら
福来剛が優出したのは記憶に新しい。4月以降の動きは陰りが見られるが、前節使用した
冨成謙児はグリップが良く実戦向きだった。
61号機(勝率5.35、2連対率37.4%)…和田兼輔
3月一般戦は
高田明が強力な行き足を武器に豪快にまくって優勝。ここ2節の
大井清貴と
野田彩加はターン系に好感触だが、調整次第では伸びにも反応して活躍へ導く。
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