小野生奈
小野生奈

芦屋

小野生奈が地元・芦屋でGI、GⅡ、GⅢ制覇を達成

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ボートレース芦屋のGⅢ「オールレディース マクール杯」は30日にシリーズの幕を下ろした。

今節使用されたエンジンは、初下ろしから4節目。前節から新品のリングとピストン交換のみが許されていたが、本格的な整備はできない状況だった。それだけにエンジン抽選は大きな意味を持ち、優出した岩崎芳美の7号機、堀之内紀代子の25号機、山崎小葉音の8号機、井上未都の17号機ら好調エンジンは好パワーでシリーズを盛り上げた。

優勝した小野生奈の9号機も、前操者の山口亮が軽快なレース足で予選突破を果たしていた一基。山口は乗り心地やターン回りを重視した調整にしていたが、小野生は前検から伸びを意識した調整にモデルチェンジ。これが奏功して、強力な行き足から伸びにかけてのパワーを引き出した。6号艇の1走だった2日目にはピット離れで一つ内の5コースを奪い、レース後に「切ったかと思いました」と話すほどの鋭発を決めてまくり差し。思えばこの一戦がターニングポイントだったかもしれない。

3日目前半の2着で完全優勝はなくなったが、予選は7戦5勝、2着2本の圧倒的な成績でトップ通過。乗り心地には若干の不安を残したままだったものの、抜けた伸びに上位級の出足を備えた節イチ仕立てでシリーズを最後まで牽引した。

小野生の特別戦優勝は2回で、2017年にレディースチャンピオンでGI初V。21年にはレディースオールスターでGⅡ初Vを飾っているが、どちらも舞台は当地。結果を残してきた地元水面で、産休明け初の地元優勝を飾った。ちなみに今回の優勝で当地はGI、GⅡ、GⅢ制覇を達成したことになる。

優勝戦の結果はこちら 芦屋12R

優勝者コメント・小野生奈

「優勝できて、すごくホッとしています。今節は乗り心地があまり良くなかったので、そこが不安でした。久しぶりに大好きな芦屋で優勝できて凄く嬉しいです。沢山ご声援頂いてありがとうございました。これからももっと上を目指して、一走一走頑張ります」。