佐々木完太
佐々木完太

平和島

佐々木完太が劇的優勝/平和島・モーターボート大賞

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ボートレース平和島のGⅡ「モーターボート大賞~G1・G2優出者バトル~」は25日に最終日を迎えた。

実績十分の遠征勢が集い、激戦が繰り広げられたシリーズ。新SGウィナー・佐藤隆太郎や、地元の永世エース・濱野谷憲吾を筆頭に、辻栄蔵徳増秀樹吉川元浩坪井康晴中島孝平湯川浩司岡崎恭裕らが名を連ねた。シリーズは混戦模様で、なかなか突出したシリーズリーダーが現れなかった。初日ドリーム戦では、地元の人気を背負った濱野谷に対し、坪井康晴がカドから差し切って快勝。また、この日はエース格の19号機を操る中村晃朋が唯一の連勝スタートを決めた。

しかし中村は2日目に5着と後退。対する坪井は3着・1着と堅実な走りで一時得点トップに浮上したものの、枠に恵まれた印象が強く、機力に裏づけはなかった。

3日目には新開航がシリーズ2勝目を挙げ、全レース3連対で単独トップに浮上。坪井と並ぶ2位に中野次郎、さらに長田頼宗、濱野谷ら地元勢も上位に食い込んできた。

4日目、新開は2枠・1枠を残しトップ通過が有力視されたが、勝てば首位通過確定となる12Rでまさかの2着。長田と同得点で並び、2着本数で勝る長田が上位通過を果たした。

準優勝戦では10Rで坪井が敗退する一方、新開・長田はそれぞれ逃げ切ってファイナル進出。優勝戦の並びは内から長田、新開、中野、中島孝平、佐々木完太、辻という布陣となった。

優勝戦、地元のイン・長田が人気を集めたが、中島がカドから鋭発でまくりに出ると、その展開を突いた佐々木が最内を突いて先頭に立ち、堂々のゴール。準優まで未勝利だった佐々木が、シリーズ最大の舞台で一発回答を見せた。レース後、「奇跡を起こしたい」と語っていた若武者が言葉通りの大仕事をやってのけ、混戦シリーズに幕を下ろした。

優勝戦の結果はこちら 平和島12R

優勝者コメント・佐々木完太

「すっごい嬉しいです。恵まれて着を取れていたけど、エンジンは優勝戦のメンバーで一番出てなかったと思う。1周1Mは「どうしよう、どうしよう」って、どこに行けばいいか分からなかった。2Mはまくられないようにしっかり回ろうと思った。3周がめちゃくちゃ長かった。2025年上半期は記念を多く走らせてもらっていたけど、予選落ちばかりで自信がなかった。しっかりまたイチから頑張れるように努力していきたい。今節はすごくいい経験になった。また記念が入ったら、しっかり戦えるように頑張っていきたい。

(ファンに向けて)最後まで応援して頂きありがとうございました。まだまだ未熟者ですが、もっと頑張っていくのでご声援よろしくお願いします」。