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常滑
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17年2月に始まったレディースオールスターは今年で節目の10回目を迎える。昨年から5月へと移行し、主力選手によっては次節にSGオールスターをひかえ、弾みをつけたい重要なシリーズとなった。初開催となるボートレース常滑で5月13日、人気女子レーサー達の熱いバトルが始まる。
目移りするようなメンバーとなったが、優勝候補は遠藤エミだ。昨年は史上初となる女子GI年間V2を達成し、4年連続5度目の最優秀女子レーサーのタイトルを獲得と充実した1年だった。現在、もっとも輝いている女子レーサーだろう。
ただ、数々のタイトルを手にしている遠藤も、この大会にはなかなか縁がない。昨年2月に地元びわこで行われた第8回は予選を1位で通過しながらもVを逃している。さらに常滑は勝率6.12、優勝も昨年8月の一般戦1回のみと、遠藤にしては物足りない数字。このデータを払拭するような活躍ができるのかに注目だ。
ファン投票では浜田亜理沙が2万60票の支持を集めて1位に輝いた。23年にクイーンズクライマックスを制して以降は優勝回数を減らしているが、旋回カは遠藤と肩を並べる実力の持ち主。票を投じてくれたファンのためにも、結果で恩返しをしたい。
今期の勝率を見ると三浦永理がメンバートップの7.58(4月22日現在)、平高奈菜も7.32と高勝率をマークしているが、ともに先月の常滑オールレディース準優でFを切ってしまったのは痛い。この大きな足かせをつけてどこまで勝負できるかが課題となる。一方で實森美祐は今年混合GIで優出するなど地力をさらにつけている印象で、準優勝で終わった前回大会以上の結果を目指したいところ。
渡邉優美はF休みの関係でスピードクイーンメモリアルは出られなかったが、いまや年末の常連になりつつあるように女子トップクラスの実力があることは間違いない。2度目の戴冠は期待できる。そして3月に頭蓋骨骨折によって選手生命すら心配された西橋奈未も大事には至らず、4月からレースに復帰。宮島周年では準優まで進んだ。自慢のスピードターンを前面に水面を沸かせるか。
若手レーサーにとってレディースオールスターはもっとも身近な大舞台のひとつだ。思い切ったレースをする選手がとても多く、それが高配当券へとつながる。今年は登番5000番台の選手が過去最多の15人出場。スピードクイーンメモリアルで優出し、次節にはSGボートレースオールスターも控える川井萌や、混合戦でもまれて地力を鍛えあげた高憧四季は上位争いを演じそう。スタート事故の多さは気になるが、清水愛海や米丸乃絵も素質はー級品。近況メキメキと頭角を現しはじめた山口真喜子や、山田理央、門田栞の香川コンビからも目が離せない。
地元愛知支部からは4人出場するが、文字通り「少数精鋭」の実力者が揃った。昨年賞金ベスト12に入った細川裕子と宇野弥生はやはり有力候補で、細川は23、24の当地オールレディースを予選1位からの王道Vで連覇達成。一方の宇野は近況やや調子を落としているものの、それでも2月の下関で優勝するなど地力を見せている。大瀧明日香は勝ち切れてはいないが、今年は混合戦を含む3優出と安定して結果を出せていることが強み。流れに乗るようならあっさりと優勝しても不思議ではない。そして常滑といえば谷川里江。当地優勝はメンバー最多の4V。水面を知り尽くしたベテランが高配当をもたらすか。
昨年の11月19日から使われ始めた現行モーターだが、ナンバー1は61号機で間違いないだろう。チルト2度で異次元の伸びに仕上がり、その後もノーハンマーで快速に仕上がった。チルトを上げ下げした松竹大輔は完全Vを達成。ペラを片面叩いて0度で通した三浦永理は準優でFに散ったが、伸びは誰の目から見ても節イチだった。今や伸び一辺倒ではなく、トップ級の伸びに乗り心地まで備わっている。
51号機もSクラスにふさわしい実績がある。白井英治が強伸びでBBCトーナメントを準優勝。その後は秋山直之が一般戦でV、磯部誠が周年を制している。伸びのイメージが強い51号機だが、オールレディースの山口真喜子が出足型で仕上げたことで万能機を証明。秘める能力は相当だろう。
6号機はS評価とはやや開きがあるA評価のモーター。それでも半年間、常に上位の行き足を見せてきた。上昇度で言えば53号機と27号機で、伸びに寄せたことで破壊力がアップ。11号機も調整が合えば伸び気配になる。B評価のモーターは出たり、出なかったりとムラがある印象だ。
常滑はA級優遇番組が多いため、乗り手がいいとそれだけでモーターの勝率が上がってしまう。2・18・22号機が典型的な例で、額面通りに受け取ると危険かもしれない。2割引きぐらいで見ておいた方がいいだろう。
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