上條暢嵩
上條暢嵩

住之江

上條暢嵩が2コース差しで地元GIを初制覇/住之江・太閤賞

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ボートレース住之江のGI「太閤賞競走開設69周年記念」は17日に優勝戦が行われた。

5日目までとは打って変わって、爽やかな春日和。気温もグンと上がり、気温計は20度を示していた。これにより、最終調整を難しくしたことは言うまでもない。最終日はオープニングカードから1号艇が7連勝。唯一の万舟決着となったのは、5号艇・椎名豊がまくって勝った9Rだった。椎名は5コースからコンマ06のトップスタートを決めると一気に内4艇を絞って突き抜け。シリーズ指折りの伸びを誇りながらも初日以来1着が取れず、「今節は自分がスタートで失敗しています」と歯痒い思いをしていたが、憂さ晴らしとなる快勝劇となった。

ボルテージが最高潮に達した中で行われた頂上決戦、進入は枠なり3対3。4号艇・池田浩二が4カドからコンマ08のトップスタートを決めるも、内3艇も力強く伸び返してまくるには至らず。1号艇・桐生順平が先マイが決まったかに思えたが、サイドがかかりきらずにボートが浮いて流れてしまう。その瞬間、ターンマークをかすめるように鋭く、素早い差しハンドルで浮上したのが2号艇・上條暢嵩。BSでは2番差しから迫った池田を振り切り、先頭に躍り出た。2Mでの逆転にかけた桐生だったが、ターン出口で舳先が浮いてしまい万事休す。上條が一気にリードを広げて先頭でゴールを駆け抜けた。5号艇・大池佑来と池田の汗握る3着争いは池田に軍配。3連単2-1-4は3,620円(11番人気)で決着となった。

上條は嬉しい地元GI初優勝で、通算では28回目、4つめのGIタイトル。多くのファンが詰めかけた優勝セレモニーでは終始、祝福の言葉が飛び交っていた。

優勝戦の結果はこちら 住之江12R