坂野さくら
坂野さくら

平和島

準優11Rは坂野さくらと松本怜の127期コンビが展開を乱す/平和島・ヴィーナスシリーズ

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ボートレース平和島で開催中の「マクール杯 ヴィーナスシリーズ第2戦」は16日に4日目が終わり準優メンバーの18人が決定した。

今回は外枠で準優11Rに出走する坂野さくら松本怜の127期コンビを取り上げたい。

まずは坂野。当地ではエース級の動きを誇る19号機とタッグを組み、序盤から上位クラスの伸びを誇っていた。予選中盤までは勝ち切れていなかったものの、4日目に待望の1枠が巡ってきた。1Mでは寺田千恵の差しが入ったように見えたが、バックでは伸びの差を見せつけて押し切りに成功。文字どおりのパワー逃げで勝負駆けを成功させた。今節は風が強い日が多いが「安定板がついてもスリット後の伸びはいい感じ」とパワーはやはり本物。助走距離を取れる外枠で準優に乗ったのはむしろ好都合かもしれない。「ダッシュなら伸びを少し意識することも考える」とも話し、準優の展開を乱すキーマンになるかもしれない。

その坂野の外に控えるのが松本だ。3日目終了時点ではボーダー上に位置していたが、予選ラストでは1Mは果敢な握りマイを見せ、2Mでは予選トップ通過した清埜翔子をさばくなど硬軟織り交ぜた走りで2着を確保。「マジで(準優に)滑り込もうと気合を入れていった」という気迫も味方したのか、6枠ながら準優の切符をゲットした。若狭奈美子のアドバイスで、「一番良かった気がする。舟が返ってくるし、前に押してくれだした体感。ターンの立ち上がりが良くなったと思う」とターン回り系の上積みに成功したようだ。足の質的に準優では展開を突くレースになりそうだが、奇しくも内には前述の伸び強力な同期・坂野がいる。坂野の攻め次第では松本に差し場が開く可能性もあり、準優11Rは平穏ムードとはいかなさそうだ。