井上未都
井上未都

平和島

急成長中の"ミトちゃん"井上未都が魅せた初日レース/平和島・ヴィーナスシリーズ

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ボートレース平和島の「マクール杯 ヴィーナスシリーズ第2戦」は13日に初日が終了し、今回は成長著しい若手勢の中から井上未都をピックアップしたい。

井上は8R5号艇での1回乗り。2周1Mで平山智加にさばかれて4着となったが、1周1Mではまくり差しを狙いながらも入り切れないと判断すると、すかさず外を回る判断を見せ、1周2Mでは平山を差し捕らえて3番手に浮上するなど、随所に見せ場を作っていた。それだけに「(2周1Mは)3番の引き波があって進めなかった。それがなければ(平山を)交わせたかも」と悔しさをにじませていた。

今期で5期目を迎える井上は、自身初となる勝率4点台をマーク。これまでも舟券に絡むことは多かったが、白星に関しては前4期で0勝→1勝→1勝→6勝と推移し、"連下型"の印象が強かった。それが今期は、4月12日時点で2着20本、3着18本に対し10勝を挙げており、着実に白星の比率も高まっている。

その要因については「気持ちの問題もあると思うけど、けっこうレース数を重ねてきたのも大きいのかも」と経験の積み重ねを強調。さらに「ハンドルを大きく切ることを最近は意識している」と、ターン面での成長もアピール。今節初日の果敢な握りも、その意識の表れだろう。「直線は少し弱くて余裕がない」としつつも、「ターン回りがけっこういい。舟の向きがいいし、行きたいところに行ける感じがある」と旋回面の仕上がりには手応え十分。展開を突く走りが期待できそうだ。

2日目は2枠と6枠での2走。差し位置からどう展開をものにするか、「ボート界のミトちゃん」に注目したい。

レディースDRの出走表はこちら 平和島12R